[特別対談]江原啓之さん(スピリチュアリスト)+鶴田光敏さん(小児科・東洋医学専門医)この世でもあの世でも幸せに生きるために 人は死んだらどこへ行くのか? 本誌2024年5月号の特集「死んだらどうなる?」は、死後の世界を見据えて今世をしっかり生きるうえでの指針になったと大きな反響を呼びました。第2弾の今回、案内人である小児科医・鶴田光敏さんの対談相手として登場くださったのは、日本のスピリチュアリズムの第一人者、江原啓之さん。お二人が紡いだ金言の数々は、今世でも来世でも幸せに生きるうえで、きっと支えになるはずです。
続・死んだらどうなる?

公益財団法人日本心霊科学協会のシンボルマークの前で笑顔を見せる、スピリチュアリスト第一人者・江原啓之さん(左)と、幼少時から心霊の世界に慣れ親しんできた鶴田光敏さん。
35歳と25歳での出会いから37年。
この世とあの世を語り合う
鶴田光敏さん(以下、鶴田) 2024年5月号で特集した「死んだらどうなる?」が好評だったということで、今日はその第2弾として、皆さんが気になっている死後の世界や、この世でもあの世でも幸せに生きるための心持ちなどについて、江原啓之さんと一緒にお話しをしていきたいと思います。江原さん、よろしくお願いします。思い返せば、今から37年前、この日本心霊科学協会で初めてお会いしたのでしたね。そのとき江原さんは25歳、私は35歳でした。
江原啓之さん(以下、江原) お会いしたときのことはよく覚えています。鶴田先生は当時、協会のホープでしたから。医師で心霊研究をしている珍しい方ということで、テレビ出演もされていましたよね? 私よりずっと前からメディアにご登場されていました(笑)。
江原啓之 Hiroyuki Ehara
1964年東京都生まれ。スピリチュアリスト、心霊研究家、オペラ歌手。一般財団法人日本スピリチュアリズム協会代表理事。公益財団法人日本心霊科学協会常務理事。吉備国際大学客員教授。1989年スピリチュアリズム研究所を設立。『霊学』(国書刊行会)、『人はなぜ生まれいかに生きるのか』(ハート出版)など著作は100冊を超す。
鶴田 そうでした(笑)。確か、江原さんが協会とご縁ができたのは18歳くらい、私と出会う6〜7年前のことと聞いています。生まれたときからとても霊感が強くて、ご苦労されたのですよね?
鶴田光敏 Mitsutoshi Tsuruta
1954年愛知県生まれ。小児科・東洋医学専門医。つるた医院院長。2026年8月、公益財団法人日本心霊科学協会理事長に就任。漢方薬にも通じており、東西両医学の観点で診療を行っている。究極の師と仰ぐ中川昌蔵さんの教えを広め、残すことを使命としている。『来世をどう生きるか』『幸福への波動』(ともに文化創作出版)、『死んだらどうなる?』(世界文化社)など。
江原 はい。父は私が4歳、母も15歳のときに亡くなって、孤独の身でした。生活も厳しいうえに、心霊現象に苦しめられ、生きる希望を見失いかけて……。救われたくて、いろいろな霊能者を訪ねたのですが、効果がなく、藁にもすがる思いで最後に辿り着いたのが、こちらだったのです。そのご縁で出会ったのが、霊能者の寺坂多枝子先生でした。
鶴田 私も生前、面識がありましたが、霊媒としても能力の高い方でしたね。
江原 先生のご自宅で初めて二人でお話ししているときに「私は何かに取り憑かれているのでしょうか」と苦しみを吐露したら、「あなた自身にはなんの問題もありません。ただ、生まれつきそういう霊能があるということ。あなたが高い人格になれば、低級の霊は寄ってこられなくなるのだから、今後は、高い人格に進化するよう精進しなさい」とおっしゃったのです。初対面の18歳の男子にいきなり、高い人格を目指せ、だなんて(笑)。その言葉は、今でも忘れられません。
鶴田 そこから寺坂先生に弟子入りされ、学ばれたのですね。当時、スピリチュアリズム界を牽引していたイギリスへの留学も、寺坂先生の進言ですか?
江原 そうです。寺坂先生は英語の通訳や翻訳の仕事をされていて。イギリスへ、スピリチュアリズム研究の視察に行かれたこともありました。「日本だけにいたら井の中の蛙になるから世界を知っておいたほうがいい」とすすめられ、留学の背中を押してくださったのです。
鶴田 イギリスのSAGB(The Spiritualists’ Association of Great Britain)へ協会から派遣留学されて、さすがだなあと思っていました。イギリスでは、実践的なスピリチュアリズムだけでなく心霊研究にも関心が寄せられていたので、SPR(The Society for Psychical Research)という由緒ある心霊研究団体にも、超一流の研究者たちが関わっていましたね。
江原 はい。SAGBで実践的なスピリチュアリズムを学ぶとともに、SPRに代表されるイギリスの心霊研究についても、心霊科学用語や歴史的な背景、統計に基づいた意味づけなどを学ぶことができました。SPRは1882年設立の非営利団体なのですが、政界の重鎮で首相にもなったアーサー・バルフォアや、心理学の父とも呼ばれるウィリアム・ジェームズ、物理学者のオリバー・ロッジといった高名な科学者たちや、作家のコナン・ドイルも名を連ねていたんです。元々は、死後の世界や心霊現象について科学的に検証するために発足した団体で、今も研究活動を続けています。
江原さんが提唱する愛の法則
(法則順に)①肉体はこの世で借りている乗り物のようなもの。霊魂は肉体の死後も、永遠にたましいとして生き続ける。②亡くなると、その人の霊格や心境に合うステージへ移動する。③同じ波長を持つもの同士は引き寄せ合う。④すべての人に、常に寄り添い見守る守護霊(生涯見守る主護霊、指導霊、支配霊、補助霊)がいる。⑤学び合い、磨き合うグループソウルがあの世に存在する。⑥因果の試練は、たましいを成長させるための学び。⑦生まれた国や家族などの宿命は変えられないが、運命は自ら創り出せる。⑧試練もたましいを輝かせるための幸福への第一歩。
(次回へ続く。)
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