空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。
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空の日
9月20日は「空の日」です。航空に関する理解と関心を高める目的で、1992年に制定されました。今回は日本の空の玄関口である羽田空港と飛行機にまつわる話をご紹介します。
街なかでも飛行機を間近に見られることがあり、空港の近くに住んでいる人なら見たことがあるかもしれません。東京にある羽田空港の場合、南風が吹いているときがチャンスです。一般的に、飛行機は向かい風で着陸をしています。その理由は、追い風で着陸した場合、止まり切れずに滑走路を飛び出してしまう恐れがあるためです。
羽田空港の場合、1年間のおよそ4割は南風が吹くとされ、南風が吹いているとき、飛行機は東京都心の上空を北から南へ降下しながら羽田空港へ向かっていきます。このとき、港区や渋谷区、品川区などでは、低い空を飛ぶ飛行機を街なかで見ることができます。例えば、好天時の目黒駅周辺では、地上から約600mの高さを飛行機が飛んでいきます。飛行機の音とともに、ビルの合間から大きな飛行機を見られるのは圧巻です。
羽田空港では、日中の気温が高くなる夏を中心とした季節に南風が吹きやすいです。そのなかでも、都心上空を飛ぶルートは、午後3時から午後7時の間に限られます。南風が吹く日の夕方、都心で空を見上げるといつもより大きく見える飛行機に出合えるかもしれません。
写真/荒木健太郎
監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。
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YouTube文/津田 紗矢佳 Sayaka Tsuda気象翻訳者・気象予報士・防災士。天気や防災をわかりやすく伝える“気象の翻訳者”として活動中。テレビ朝日「スーパーJチャンネル」など出演。絵本『大あらしだ!ハリケーンがやってくる』(福音館書店)の翻訳を担当。
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Instagram●参考文献/国土交通省『品川区上空における南風時の新飛行経路)URL:https://www.mlit.go.jp/koku/haneda/assets/pdf/20191216_03.pdf、国土交通省『羽田空港のこれから 新飛行経路』URL:https://www.mlit.go.jp/koku/haneda/archive_2/action/、国土交通省航空局『「空の日」、「空の旬間」とは…』URL:https://www.mlit.go.jp/koku/03_information/02_sora/index.html、日本航空『風向きと着陸』URL:https://weather.jal.co.jp/seasonal/12/seasonal_12a.html