連連載「季節を切り抜く」
8月は「風鈴」
作・文=濱 直史(立体切り絵作家)町を歩いていると、何処からともなく「チリーン」と音がして「あ、夏が来たんだな」と耳で季節を感じます。そして、遠くの方で「ドーン」と低く地を揺らす様な音がすると「あ、何処かで花火があがってる!」とワクワクしながら窓を開け、夏の夜特有の匂いを吸い込む。
風鈴の音と花火の音。今回はそんな夏の風物詩を掛け合わせた作品です。和紙で作った外見(そとみ)は青い水彩塗料を滲ませ、抽象的な模様に見えるよう花火柄を切り絵しました。短冊は色とりどりの花火をグラデーションで表現しています。
夏の時期にしか感じられないものを、五感全部で楽しみたいですね。
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