カルチャー&ホビー

「青天の霹靂」は比喩でなく実際に起こる。雷鳴が聞こえる場所では落雷の危険

2026.08.15

  • facebook
  • line
  • twitter

空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。 連載一覧はこちら>>

青天の霹靂(へきれき)

人生には様々なことが起こるもので、突然、予想外の大きな衝撃を受けることがあります。そんなときは、まさに「青天の霹靂(へきれき)」という言葉がぴったりです。しかし、これは実際の空で本当に起こりうることなのです。

青天の霹靂は、青天ににわかに起こる雷のことです。雷雲の名前で知られる「積乱雲」は、激しい雷雨をもたらす背の高い雲である一方、横方向の広がりは比較的小さく、数キロメートル~十数キロメートル程度です。そのため、積乱雲の真下では土砂降りの雨や雷雨だったとしても、すぐ隣の町ではカンカン照りの晴れだということがあります。さらに、雷は積乱雲の真下だけに落ちるのではありません。雷鳴の聞こえる場所であれば、晴れていたとしても雷が落ちるおそれが十分あるのです。これが青天の霹靂の正体です。

毎年、落雷で人的被害が発生しているニュースを見聞きします。雷の音を聞いたら、自分のいる場所が晴れていたとしても、建物や車の中など安全な場所に避難するようにしてください。


●関連記事を読む
雷雨のときに木の下で雨宿りをしてはいけない理由
雷鳴が発生する仕組みとは? 雷の音が聞こえる場所はすでに落雷の危険が

写真/寺本康彦

写真/寺本康彦


監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki
雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。XInstagramYouTube

文/津田 紗矢佳 Sayaka Tsuda
気象翻訳者・気象予報士・防災士。天気や防災をわかりやすく伝える“気象の翻訳者”として活動中。テレビ朝日「スーパーJチャンネル」などに出演。絵本『大あらしだ!ハリケーンがやってくる』(福音館書店)の翻訳を担当。XInstagram

●参考文献/『広辞苑 第五版』新村出編(岩波書店)、『すごすぎる天気の図鑑』荒木健太郎著(KADOKAWA)

監修/荒木健太郎 文/津田紗矢佳 協力/三上萌々、太田絢子、佐々木恭子

  • facebook
  • line
  • twitter

12星座占い今日のわたし

全体ランキング&仕事、お金、愛情…
今日のあなたの運勢は?

2026 / 08 / 15

他の星座を見る

Keyword

注目キーワード

家庭画報ショッピングサロンのおすすめ
※外部サイト(家庭画報ショッピングサロン)に遷移します。 ※商品の購入には家庭画報ショッピングサロンの会員登録が必要です。

Pick up

注目記事
家庭画報ショッピングサロンのおすすめ
※外部サイト(家庭画報ショッピングサロン)に遷移します。 ※商品の購入には家庭画報ショッピングサロンの会員登録が必要です。
12星座占い今日のわたし

全体ランキング&仕事、お金、愛情…
今日のあなたの運勢は?

2026 / 08 / 15

他の星座を見る