空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。
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空観察のすすめ
忙しない日々の中で、ふと空を見上げる時間が少なくなったという方もいるかもしれません。毎日違う姿を見せてくれる空。この夏は、そんな空や雲を観察し、SNSで発信してみませんか?
空や雲は、見上げればいつもそこにあり、夏らしいモクモクとした入道雲や真っ赤に染まる夕焼けなど、刻々と表情が変わります。その表情を写真に残し、親しい人に送ったり、SNSで投稿したりすると、ご自身で空の楽しさを言語化することを通して、その現象の楽しさを具体化できます。さらに、SNSなどで発信して空を楽しむ「空友」「雲友」と繋がると、自分では思いもしなかった空の楽しみ方を知ることができるかもしれません。
また、竜巻や雹、降雪時の雪の結晶など、珍しい現象を写真や動画におさめてSNSで発信すると、研究やニュースに活用されることもあります。日々何気なく続ける習慣が、誰かの役に立つこともあるのです。
雨上がりの鮮やかな虹など、空や雲は、心を動かす幻想的な風景を私たちに見せてくれます。そんな現象を狙って観察するには、まず仕組みを知り、その上で気象情報を使うことが有効です。例えば虹を狙って観察するには、リアルタイムで雨雲の動きの情報を使うと高確率で出合えます。そうやって日頃から気象情報に親しむことは、天気の急変から身を守るなど、いざという時にも役立ちます。また、日々の空や雲についてSNSに投稿していると、「空友」「雲友」の発信から、美しい虹などの空の現象も見逃さずに一緒に楽しめるようになります。
SNSで空や雲について発信することが、みなさんの見上げる空をもっと広げてくれるかもしれません。
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写真/荒木健太郎
監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。
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YouTube文/三上 萌々 Momo Mikami気象予報士・防災士。テレビ高知アナウンサーを経て、現在はフリーアナウンサーとして「TBSNEWS」のニュースキャスターなどを務める。防災・減災のため執筆や講演等に取り組み、全国のJリーグクラブを巡り、サッカーと気候変動について啓発活動を行う。
Instagram●参考文献/『雲を愛する技術』荒木健太郎著(光文社)、『もっとすごすぎる天気の図鑑』荒木健太郎著(KADOKAWA)