空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。
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ハンディファンの有効な使い方
暑さ対策のグッズとして人気の、手持ち扇風機「ハンディファン」。手軽に送風できるため、街中でもよく見かけます。しかし、使い方を誤ると、逆に熱中症の危険度が高まってしまうのです。
危険なのは、気温35℃以上のときに、ハンディファンだけを使う場合です。私たち人間の身体は、暑さを感じると汗をかき、汗が蒸発するときに熱を奪うことで体温を下げようと自然に調整します。しかし、ハンディファンだけを使用すると、身体の表面温度は下がったとしても、体内の温度を下げる効果はあまり期待できません。また、気温35℃以上では、ファンの風そのものが熱く、こうした温風を当て続けると逆に危険です。そして、ハンディファンを落としてしまった場合は、落下したものを使い続けるとバッテリーが発火して火災になる危険もあります。火事を起こさないためにも新しく買い替えましょう。
効果的な使い方としては、首元に濡れたハンカチやタオルを巻いた上でハンディファンを使うことが挙げられます。携帯用のスプレーボトルに水を入れておいて、首や顔に水をかけてから使用するのも効果的です。
ハンディファンのほかにも、塩分を補給できるタブレットや、首につけるアイスリング、体温の上昇などをいち早く教えてくれる機能があるスマートウォッチなども暑さ対策に有効です。
近年は手軽に使用できるグッズが増えています。せっかくのグッズが逆効果とならないよう、有効な使い方を理解し、ぜひ暑さ対策に活用しましょう。
写真/PIXTA
監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。
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YouTube文/三上 萌々 Momo Mikami気象予報士・防災士。テレビ高知アナウンサーを経て、現在はフリーアナウンサーとして「TBSNEWS」のニュースキャスターなどを務める。防災・減災のため執筆や講演等に取り組み、全国のJリーグクラブを巡り、サッカーと気候変動について啓発活動を行う。
Instagram●参考文献/『すごすぎる天気の図鑑 防災の超図鑑』荒木健太郎著(KADOKAWA)