空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。
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川の水難事故への備え
夏になると、川で水遊びをしたり、生き物を観察したり、自然の中で過ごす機会が増えます。ひんやりとした川辺は暑い季節のレジャーにぴったりです。一方、川では毎年多くの水難事故が発生しています。今回の記事では、大人も子どもも安全に川遊びを楽しむためのポイントをご紹介します。
川の流れは複雑で、穏やかに見えても流れが速い場所や急に深くなる場所があり、見た目では分かりにくい危険が潜んでいます。特に、堰(せき)や水門などの人工物周辺では流れが変わりやすいことがあるため注意が必要です。
川での事故を防ぐためには、事前の備えが必要不可欠です。中でも、身体に合ったライフジャケットは必須アイテムです。ライフジャケットがあると、水の中でも頭部を水面から出して呼吸することができ、手も自由になるためいざという時に助けを呼ぶことができるからです。親子の場合は必ずそれぞれが着用し、子ども用には、より脱げにくい股下ベルトが付いているものを選びましょう。
川の流れが速いと、大人でもひざが浸かるくらいの水深で簡単に流されてしまいます。万が一流されても無理に立とうせず、落ち着いて流れの穏やかな場所に移動しましょう。また、近くの人が流された場合は、ライフジャケットを着用せずに慌てて川へ入ると二次被害につながります。まずは陸からできる救助を優先し、あらかじめ準備した水に浮くロープなどを活用しましょう。
河川の水位は、その河川の流域でどのくらい雨が降ったかで変わります。前日までの雨の状況や、気象庁ウェブサイト「今後の雨」で雨量の予測を確認しましょう。川遊び中も「雨雲の動き」でリアルタイムに雨の状況を確認することが大切です。
川は楽しい遊び場である一方、時に自然の怖さを感じる場所でもあります。十分準備をしたうえで、安全に夏の思い出を作りましょう。
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写真/写真AC
監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。
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YouTube文/三上 萌々 Momo Mikami気象予報士・防災士。テレビ高知アナウンサーを経て、現在はフリーアナウンサーとして「TBSNEWS」のニュースキャスターなどを務める。防災・減災のため執筆や講演等に取り組み、全国のJリーグクラブを巡り、サッカーと気候変動について啓発活動を行う。
Instagram●参考文献/FUKKO DESIGN『河川の事故への備え 防災アクションガイド』URL:https://note.com/fukko_design/n/nf7cd0c32c335?magazine_key=mb94d3a144136、公益財団法人河川財団『新版 水辺の安全ハンドブック』URL:https://www.kasen.or.jp/Portals/0/pdf_mizube/mizubehandbook_01.pdf、『すごすぎる天気の図鑑 防災の超図鑑』荒木健太郎著(KADOKAWA)