空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。
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海の青と空の青
2026年の「海の日」は7月20日。夏といえば、青い空と青い海を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。どちらも美しい青でありながら、実はその青さが生まれる仕組みは異なります。夏の景色を彩る2つの青色の違いをご紹介します。
太陽の光は、宇宙では白色のまま進み、地球の大気に入ると、波長が短い光ほど強く散乱する性質があります。日中の空が青く見えるのは、波長の短い青い光が大気中の空気分子などで強く散乱されて、私たちの目に届くためです。
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空が青く見える理由について読む>>一方、海が青く見えるのは、水には、波長が長く赤い光ほど吸収しやすいという性質があるからです。私たちの目に届くのは、海面で反射された空の青色に加え、海中で吸収されずに残った青い光なのです。
海の色は、プランクトンなどの影響で濁ります。プランクトンの数が少ない沖縄などの海の浅瀬では、白い砂に反射した光の色が混ざって、透き通ったエメラルドグリーンになります。
普段何気なく眺めている青空や海も、その背景には光の現象があります。海辺を訪れる際には、ぜひ空と海を見比べてその青の違いを感じてみてください。
写真/荒木健太郎
監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。
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YouTube文/三上 萌々 Momo Mikami気象予報士・防災士。テレビ高知アナウンサーを経て、現在はフリーアナウンサーとして「TBSNEWS」のニュースキャスターなどを務める。防災・減災のため執筆や講演等に取り組み、全国のJリーグクラブを巡り、サッカーと気候変動について啓発活動を行う。
Instagram●参考文献/『雲を愛する技術』荒木健太郎著(光文社)