空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。
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豪雨への備え
2018年6月28日から7月8日にかけて、西日本を中心に記録的な大雨となった「平成30年7月豪雨(西日本豪雨)」が発生し、多くの被害がありました。この機会に、大雨への備えを改めて紹介したいと思います。
まず確認してほしいのが、住んでいる地域の水害の危険性です。国土交通省「重ねるハザードマップ」では、地域のどこで浸水や土砂災害の危険性が高いかを確認でき、災害時に通行規制になる道路や、非常時に緊急的に避難する指定緊急避難場所の位置もわかります。また、自治体ごとに作成されているハザードマップでは避難生活を送るための避難所の場所が示されています。これらを基に、どこに避難するか、どの経路で避難するかを検討しましょう。
その上で、自分や家族に合った避難を考えましょう。家のタイプは高層住宅か戸建てか、家族に避難に時間のかかる高齢者や小さな子ども、病気の人がいるか、自宅の備蓄は十分か、ペットはいるかなどによって避難の方法やタイミングが変わります。自宅で水害の危険性が低く備蓄が十分なら在宅避難を選べますし、もし自宅が危険なら安全な場所の親戚宅や宿泊施設を避難先の候補にもできます。
避難するタイミングの目安としては、2026年5月29日から新たな運用が始まった、警報・注意報などの「防災気象情報」について正しく理解しておくことも大切です。
「気象庁警報の基準変更」について読む>>線状降水帯による集中豪雨などでは、急激に状況が悪化します。すでに危険が迫っているときに「どうしたらいいのかわからない」とならないよう、平時にこそ備えを見直しましょう。
写真/NASA
監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。
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YouTube文/三上 萌々 Momo Mikami気象予報士・防災士。テレビ高知アナウンサーを経て、現在はフリーアナウンサーとして「TBSNEWS」のニュースキャスターなどを務める。防災・減災のため執筆や講演等に取り組み、全国のJリーグクラブを巡り、サッカーと気候変動について啓発活動を行う。
Instagram●参考文献/気象庁『自分で行う災害への備え』URL:https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/ame_chuui/ame_chuui_p10.html、『すごすぎる天気の図鑑 防災の超図鑑』荒木健太郎著(KADOKAWA)、気象庁『平成30年7月豪雨(前線及び台風第7号による大雨等)』URL:https://www.data.jma.go.jp/stats/data/bosai/report/2018/20180713/20180713.html