空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。
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台風の名前の決め方
パンダの名前にありそうな「レンレン」に、魚の名前と同じ「カジキ」。これは、実際に2025年に発生した台風に付けられたアジア名で、北西太平洋または南シナ海で発生する台風に名付けられる共通の名称です。では、台風の名前はどのように名付けられているのでしょうか。
現在、台風の名前は、日本やアメリカ、中国、韓国、マレーシアなど14の国と地域が加盟する「台風委員会」が決めています。それぞれが名前を10個ずつ提案して作成した計140個のリストの中から、発生順に付けられています。リストは繰り返し使われており、台風の年間発生数の平年値は25.1個なので、5〜6年で一巡します。
日本からは、星座の名前に由来する「コイヌ」「ヤギ」「コグマ」「ヤマネコ」などが採用されています。他の国からもそれぞれの文化や自然の名前などが提案されており、地域住民にとって親しみのある名前にすることで防災意識を高めることが目的の1つとされています。
一見なじみのある名前ですが、台風は毎年のように大きな被害をもたらします。気象庁から発表される台風情報や防災気象情報を上手く使い、いざというときに身を守れるよう、事前に備えておきましょう。
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写真/NASA
監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。
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YouTube文/三上 萌々 Momo Mikami気象予報士・防災士。テレビ高知アナウンサーを経て、現在はフリーアナウンサーとして「TBSNEWS」のニュースキャスターなどを務める。防災・減災のため執筆や講演等に取り組み、全国のJリーグクラブを巡り、サッカーと気候変動について啓発活動を行う。
Instagram●参考文献/気象庁『台風の番号とアジア名の付け方』URL:https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/1-5.html