カルチャー&ホビー

夏の訪れを目の前にやってくる「梅雨寒」。体調管理と服装に注意

2026.06.13

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空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。 連載一覧はこちら>>

梅雨寒(つゆざむ)

梅雨の時期、突然季節が戻ったような寒さになることがあり、慌てて上着を着込んだ経験があるかもしれません。

この現象は「梅雨寒(つゆざむ)」と呼ばれ、要因の1つに、春の後半から夏にかけて停滞するオホーツク海高気圧が挙げられます。オホーツク海高気圧とは、オホーツク海や千島近海に現れる冷たく湿った高気圧のことで、数日から1週間程度、長い時には2週間ほど居座ることもあります。この高気圧から吹き出す冷たく湿った東寄りの風の影響などを受け、北日本の太平洋側や関東では、低温や日照不足となることがあります。この状況が続くと、水稲の出穂が遅れるなど農作物の生育を阻む冷害の恐れも出てきます。

夏の訪れを目前にした梅雨寒に備え、気象庁から発表される「早期天候情報」で低温に関する情報が出ていないか確認したり、週間予報や日々の天気予報をこまめにチェックしたりして、体調管理にくれぐれも気をつけましょう。


衣替えをする際は、薄手の上着など調節しやすい洋服をしまわずに残しておくと良いかもしれません。

写真/荒木健太郎

写真/荒木健太郎


監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki
雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。XInstagramYouTube

文/三上 萌々 Momo Mikami
気象予報士・防災士。テレビ高知アナウンサーを経て、現在はフリーアナウンサーとして「TBSNEWS」のニュースキャスターなどを務める。防災・減災のため執筆や講演等に取り組み、全国のJリーグクラブを巡り、サッカーと気候変動について啓発活動を行う。Instagram

●参考文献/気象庁『《コラム》オホーツク海高気圧』URL:https://www.data.jma.go.jp/cpd/j_climate/hokkaido/column_okho.html、気象庁『第3章 農業気象災害をもたらす天候』URL:https://www.jma-net.go.jp/sendai/knowledge/business/agriculture/4_section3.pdf、気象庁『夏の天候の特徴』URL:https://www.data.jma.go.jp/cpd/j_climate/tohoku/summer.html#ohk

監修/荒木健太郎 文/三上萌々 協力/太田絢子、佐々木恭子、鈴木幸花、津田紗矢佳

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