連載「季節を切り抜く」
6月は「傘」
作・文=濱 直史(立体切り絵作家)しとしとと降る雨の音はとても心地良いものですが、曇り空の続く梅雨の時期はどうしても青空が恋しくなりますね。
今回は「日傘」を作りました。全体的にレース模様をイメージし、水の波紋と紫陽花のモチーフで6月らしさを表現しています。同じ三角形を8枚、2層で計16枚切り絵し、自作した傘の骨組みに沿わせて張り付けました。紫と水色の紙を2枚重ねることで複雑さが増し、奥行きのあるデザインに仕上がっています。
切る範囲がとても多く、2枚重ねでも一区画を切るのに約3時間かかりました。雨の多い時期ですが、初夏の陽気、梅雨明けのお出かけを想像しつつ、ご鑑賞ください。
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