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二十四節気は、小満から芒種へ。天気がぐずつく「走り梅雨」が訪れます

2026.05.27

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空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。 連載一覧はこちら>>

走り梅雨

5月下旬になると、初夏のすがすがしい空がぐずつき始め、雨の日が続くことがあります。これは本格的な梅雨に先駆けて現れる「走り梅雨(はしりづゆ)」と呼ばれる天候です。いったん雨が続いたあと、再び晴天が戻ることも多く、梅雨の前触れとされています。

この時期は二十四節気の「小満(しょうまん):5月21日頃~6月5日頃 」から「芒種(ぼうしゅ):6月5日頃~20日頃」にあたります。「小満」は万物が次第に満ち始めるころ、「芒種」は稲など穂の出る植物の種をまくころを意味します。沖縄ではこの時期すでに梅雨に入ることが多く、古くから小満から芒種にかけての期間を「小満芒種(すーまんぼーすー)」と呼んで梅雨どきを表してきました。梅雨前線はこのころ沖縄付近に停滞し、しだいに北上していきます。梅雨前線の南北の動きにより、本州でも走り梅雨のような天気が現れることがあるのです。

本州ではまだ本格的な雨の季節は少し先ですが、沖縄地方や奄美地方ではすでに始まっています。少し早く雨の日が続いたら、本州にも梅雨が近づいている合図かもしれません。これまで以上に天気予報にも目を向けてみましょう。


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写真/荒木健太郎

写真/荒木健太郎


監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki
雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。XInstagramYouTube

文/太田 絢子 Ayako Ota
気象予報士・防災士・気象防災アドバイザー。これまでNHK松山やCBCテレビにて気象解説を務め、防災気象情報や地球温暖化に関する講演・執筆活動も行う。著書に『眠れなくなるほど面白い 図解 天気の話』(日本文芸社)など。2023年10月よりアメリカ・ロサンゼルスに在住。XInstagram

●参考文献/『角川俳句大歳時記 夏』角川学芸出版編集(角川書店)

監修/荒木健太郎 文/太田絢子 協力/佐々木恭子、津田紗矢佳、三上萌々

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