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太陽のまわりで見られる多彩な虹色の現象。太陽の高さによって見え方が変わる「タンジェントアーク」

2026.05.25

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空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。 連載一覧はこちら>>

上部・下部タンジェントアーク

太陽のそばに現れる虹色の光には、たくさんの種類があります。中でも、太陽を囲むように広がる虹色の環・22度ハロ(日暈)の上下に接するように見える弧状の光は、「タンジェントアーク」と呼ばれます。太陽の上側に見えるのが「上部タンジェントアーク」、下側に見えるのが「下部タンジェントアーク」で、巻層雲などに含まれる六角柱状の氷晶に太陽光が入り、屈折することで生まれる現象です。

タンジェントアークは、太陽高度によって見え方が大きく変わります。上部タンジェントアークは、太陽高度が低いときには下に尖ったV字型となり、太陽が高くなるにつれて弧はゆるやかに広がり、やがて22度ハロと重なって見えることもあります。さらに太陽高度が非常に高いときには、上部タンジェントアークと下部タンジェントアークがつながって楕円形になります。このような場合は「外接ハロ」と呼ばれ、非常に珍しい現象です。

太陽の高さによって変化するその形を、ぜひ探してみてください。


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写真/荒木健太郎

写真/荒木健太郎


監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki
雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。XInstagramYouTube

文/太田 絢子 Ayako Ota
気象予報士・防災士・気象防災アドバイザー。これまでNHK松山やCBCテレビにて気象解説を務め、防災気象情報や地球温暖化に関する講演・執筆活動も行う。著書に『眠れなくなるほど面白い 図解 天気の話』(日本文芸社)など。2023年10月よりアメリカ・ロサンゼルスに在住。XInstagram

●参考文献/『最高にすごすぎる天気の図鑑』荒木健太郎著(KADOKAWA)、『もっとすごすぎる天気の図鑑』荒木健太郎著(KADOKAWA)

監修/荒木健太郎 文/太田絢子 協力/佐々木恭子、津田紗矢佳、三上萌々

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