空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。
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新たな防災気象情報
気象庁は、警報や注意報をより分かりやすく伝える新たな防災気象情報を2026年5月28日午後から順次提供し、5月29日から正式運用とすることとしています。大雨や洪水などの災害が発生するおそれがあるとき、住民が取るべき行動と情報の関係を明確にすることが目的です。
これまでは「大雨警報」「洪水警報」「土砂災害警戒情報」など複数の種類があり、5段階の警戒レベルとの対応が複雑で分かりにくいという声がありました。しかし今回の改定では、「レベル3大雨警報」などという名称に変更になり、情報と一緒に警戒レベルが伝えられることで、取るべき行動がすぐに理解できます。警戒レベル4や警戒レベル3に相当する防災気象情報が発表された際には、キキクルや河川の水位情報などを確認し、自ら避難の判断をしてください。
さらに、警戒レベル4相当の情報として「危険警報」が新たに導入されます。これは、従来の土砂災害警戒情報などを整理したもので、危険な場所から避難する段階に相当する重要な情報です。
また、洪水に関する情報についても整理が行われます。従来の「洪水警報」「洪水注意報」は廃止され、河川ごとの危険度をより明確に伝える仕組みが強化されます。
まずはこの機会に、ご自宅のハザードマップを広げてお住まいの地域にどのようなリスクがあるのか見直してみてください。その上で、「レベル3・4が出たらこの道を通ってここへ行こう」と、自分や家族の避難の目安を一度決めておいてください。
新しい防災気象情報の見方を理解し、いざというときに行動に移せるよう心構えをしておきましょう。
写真/荒木健太郎
監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。
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YouTube文/太田 絢子 Ayako Ota気象予報士・防災士・気象防災アドバイザー。これまでNHK松山やCBCテレビにて気象解説を務め、防災気象情報や地球温暖化に関する講演・執筆活動も行う。著書に『眠れなくなるほど面白い 図解 天気の話』(日本文芸社)など。2023年10月よりアメリカ・ロサンゼルスに在住。
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Instagram●参考文献/気象庁『新たな防災気象情報について(令和8年~)』URL:https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/keiho-update2026/index.html