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「一時雨」と「時々雨」、どちらが長く降る? 天気予報でよく聞く言葉の意味を知る

2026.05.19

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空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。 連載一覧はこちら>>

「一時雨」と「時々雨」の違い

天気予報で「曇り一時雨」や「曇り時々雨」という表現を見聞きします。この二つ、どちらの方が長く雨が降るのか迷ったことはありませんか。実はこれらの言葉は、気象庁が定めた明確な基準により使い分けられています。

気象庁では、雨が連続して降る時間が予報期間の4分の1未満の場合を「一時」と表現します。一方、「時々」は雨が降ったりやんだりを繰り返し、その合計時間が予報期間の4分の1以上2分の1未満となる場合に使われます。つまり一般的には、「時々雨」の方が雨の降る時間は長くなる可能性が高いといえます。

ただし、たとえば1日24時間の予報期間で考えると、6時間未満の連続した降水は「一時雨」となります。このため、「一時」は必ずしも数分、数十分のような短時間とは限りません。さらに、雨の降る強さとは無関係であり、まとまった強い雨が数時間続く場合もあるということも覚えておきましょう。


予報をチェックする際は、単に「雨マーク」を見るだけでなく、これらの言葉の定義を意識してみることで、傘が必要な時間の目安がより具体的に見えてきます。用語の意味を正確に理解することで、天気予報をより有効活用することにつながるのです。

写真/荒木健太郎

写真/荒木健太郎


監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki
雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。XInstagramYouTube

文/太田 絢子 Ayako Ota
気象予報士・防災士・気象防災アドバイザー。これまでNHK松山やCBCテレビにて気象解説を務め、防災気象情報や地球温暖化に関する講演・執筆活動も行う。著書に『眠れなくなるほど面白い 図解 天気の話』(日本文芸社)など。2023年10月よりアメリカ・ロサンゼルスに在住。XInstagram

●参考文献/気象庁『時に関する用語』URL:https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/toki.html

監修/荒木健太郎 文/太田絢子 協力/佐々木恭子、津田紗矢佳、三上萌々

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