3月31日、東京・両国の東京都江戸東京博物館がリニューアルオープンを迎えました。約4年の休館を経て、江戸から現代へ続く文化を映し出す空間へ進化。本記事では、前日に行われたオープニングセレモニーの様子と、リニューアルの注目ポイントをご紹介します。
壮大な光の演出で幕開け
2026年3月30日、リニューアル前夜の江戸東京博物館では、オープニングセレモニーと点灯式が行われました。
小池百合子東京都知事は、「江戸文化の魅力を広く発信する重要な拠点」として期待を語り、4年にわたる休館を経て生まれ変わる“江戸博”の再出発を祝福。
クライマックスとなった点灯式では、人力車に乗って俳優・タレントの風間俊介さんが登場するサプライズも。3階江戸東京ひろばの天井いっぱいに大型映像が映し出され、来場者を魅了しました。
東海道五十三次や冨嶽三十六景、江戸の四季がデジタル技術によって再構築され、伝統に新たな命を吹き込む粋な演出に。江戸から現代へつながる“光の物語”といった壮大な映像でした。
リニューアルセレモニーには小池百合子都知事も出席

人力車に乗って登場した俳優・タレントの風間俊介さん

点灯式では3階江戸東京ひろばに、大型映像が映し出された
リニューアルでより臨場感・没入感のある展示に
今回のリニューアルの最大のポイントは、臨場感のある展示空間です。
6階の常設展示室では天井付近に新たにスクリーンを設置し、江戸と現代の空を表現。日本橋や中村座、服部時計店といった実物大模型を包み込むような映像演出により、さらなる臨場感が生まれました。
また江戸の町並みを再現したエリアでは、朝顔売りや、天ぷらの屋台などが登場。街を歩くような没入体験が可能になりました。長屋の内部に入れる展示も新設され、当時の暮らしが肌で感じられます。
さらに「江戸の美」コーナーはギャラリー形式へと刷新され、現在は開館記念として歌川広重《名所江戸百景》が一堂に展示されています。
6階の常設展示室には大型スクリーンを配置

街並み再現エリアにも新たな模型が登場した
リニューアルオープン初日には約6000人が来場

リニューアルオープン当日 エントランスの様子
3月31日。装いを新たにした江戸東京博物館は、ついに一般公開をスタート。1993年の開館以来、約30年にわたり東京の歴史を伝えてきた同館。バリアフリー機能も強化され、快適で開かれた文化施設へと進化しています。
江戸から東京へと受け継がれる文化の流れを、肌で感じられる新しい“江戸博”。
何度でも訪れたくなる東京の新たなランドマークとして、再出発を迎えました。
広場の天井に投影された葛飾北斎の浮世絵『赤富士』
東京都江戸東京博物館住所:東京都墨田区横網1-4-1
TEL:03-3626-9974(代表)
開館時間:9:30~17:30 (土曜日は9:30~19:30) 入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始
入館料:一般800円(常設展観覧料⦅企画展観覧料を含む⦆)
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/