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雲にも生物の分類と同じように「種」がある。奥深い雲の世界

2026.04.23

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空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。 連載一覧はこちら>>

雲の種

雲は、現れる高さや形によって大きく10種に分類されます。これは「十種雲形」と呼ばれ、うろこ雲として知られる巻積雲や、ひつじ雲と呼ばれる高積雲などがあります。実はこの分類の先には、動物や植物と同じように分けた「種(しゅ)」が存在します。

種とは、十種雲形の雲をその形や内部構造によってさらに詳しく分類したものです。毛状、房状、層状、レンズ状などの15種類があります。ここに示した写真の雲は、十種雲形では高積雲に分類されるものです。表面は滑らかに整い、中央が膨らんだその姿は、まるで空に浮かぶ巨大なレンズのようです。この特徴から、種の名称と十種雲形を組み合わせて「レンズ状高積雲」と呼ばれます。

このほか、巻積雲と層積雲にもレンズ状の種があり、それぞれ「レンズ状巻積雲」「レンズ状層積雲」と名付けられます。レンズ状の雲は、上空の風が強いときや天気が崩れる前に現れやすいという特徴があります。


種のほかにも、雲の並び方や透明度によって分類される「変種」などもあり、雲の世界は奥深いです。こうした分類を知ることは、空の状態を読み取る鍵となります。見上げた空に浮かぶ雲はどんな種なのか、想像してみてはいかがでしょうか。

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雲は大きく分けて10種類。空の高さと形が雲の名前を決めます【十種雲形を解説】

写真/川村にゃ子

写真/川村にゃ子


監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki
雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。XInstagramYouTube

文/佐々木 恭子 Kyoko Sasaki
気象予報士・防災士。合同会社てんコロ.代表。民間気象会社で予報業務を担当、気象予報士受験生向けのスクール主宰。著書に『眠れなくなるほど面白い 図解 天気の話』(日本文芸社)など。XYouTube

●参考文献/『雲の超図鑑』荒木健太郎著(KADOKAWA)、『雲を愛する技術』荒木健太郎著(光文社)

監修/荒木健太郎 文/佐々木恭子 協力/太田絢子、津田紗矢佳、三上萌々

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