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見られたら嬉しい「ダブルレインボー」。二重の虹の色の並びに注目

2026.04.16

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空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。 連載一覧はこちら>>

ダブルレインボー

雨上がりの空に、鮮やかな弧を描く虹。よく見ると、その外側にもう一本の虹が現れて「ダブルレインボー」になっていることがあります。

2本の虹のうち、明るい方の虹を「主虹(しゅこう)」、その外側のやや暗い虹を「副虹(ふくこう)」と呼びます。主虹と副虹が同時に見える現象がダブルレインボーです。

虹が現れるのは、太陽がある方角と反対側の空で、雨が降っているとき。主虹の場合、太陽光は雨粒の上部から差し込み、内部で一度反射して、下部から外へと抜けていきます。もともと複数の色が混ざった白色の太陽光は、雨粒に出入りする際、色ごとに異なる角度で屈折するため、虹色に分かれるのです。主虹の色の並びは、円弧の内側から外側に向かって紫~赤の順です。


一方、副虹では、雨粒に差し込む光の経路が主虹とは異なります。光は雨粒の下部から進入し、内部で二度の反射を経て、上部から出てきます。このように、光は主虹とは逆向きに曲がって進むため、色の並びが逆になり、円弧の内側から外側に向かって赤~紫の順になるのです。また、主虹は一度の反射を経て出てくる光であるのに対して、副虹は二度の反射を経験するため、主虹より暗く見えるという特徴もあります。

ダブルレインボーは、太陽光が強いほど鮮明に現れます。積乱雲に伴う雨が過ぎ去った後、すぐに太陽の光が差し込み明るくなったときなどには、太陽と反対側の空で探してみてください。

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写真/荒木健太郎

写真/荒木健太郎


監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki
雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。XInstagramYouTube

文/佐々木 恭子 Kyoko Sasaki
気象予報士・防災士。合同会社てんコロ.代表。民間気象会社で予報業務を担当、気象予報士受験生向けのスクール主宰。著書に『眠れなくなるほど面白い 図解 天気の話』(日本文芸社)など。XYouTube

●参考文献/『すごすぎる天気の図鑑』荒木健太郎著(KADOKAWA)、『もっとすごすぎる天気の図鑑』荒木健太郎著(KADOKAWA)

監修/荒木健太郎 文/佐々木恭子 協力/太田絢子、津田紗矢佳、三上萌々

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