カルチャー&ホビー

風はどこから吹いてきてどこへ向かうのか? 風が吹く仕組みを解説

2026.04.08

  • facebook
  • line
  • twitter

空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。 連載一覧はこちら>>

風が吹く仕組み

風は体が押されるほど強く吹きつけたり、頬を撫でるように柔らかく吹いたりします。一体どこから吹いてきて、どこへ向かうのでしょうか。

風の吹く原因は、大気中に生じる気圧差にあります。気圧は、空気が物を押す力のことで、周りよりも気圧の大きい所は高気圧、小さい所は低気圧と呼ばれます。

高気圧と低気圧が隣り合う場合、その間にある空気には高気圧側から低気圧側に向かう「気圧傾度力」という力がかかります。風とは、この気圧傾度力に従って空気が動く現象であり、高気圧から低気圧へ向かって吹いているのです。


風が吹く仕組みは、室内の環境をコントロールする技術としても活用されています。たとえば、半導体工場のクリーンルームでは、汚染物質の侵入を防ぐために、室内の気圧を外気よりも高く保っています。これにより、必ず外に向かって空気が流れ出します。反対に、隔離病室などでは、感染症などの拡大を防ぐために室内の気圧を外気よりも低く保ち、常に室内に向かって空気が流れるよう管理されています。

空気の動きや気圧の差を想像できると、高気圧から低気圧に向かう風が目に見えるようで面白いですね。

写真/フォトライブラリー

写真/フォトライブラリー


監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki
雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。XInstagramYouTube

文/佐々木 恭子 Kyoko Sasaki
気象予報士・防災士。合同会社てんコロ.代表。民間気象会社で予報業務を担当、気象予報士受験生向けのスクール主宰。著書に『眠れなくなるほど面白い 図解 天気の話』(日本文芸社)など。XYouTube

●参考文献/『すごすぎる天気の図鑑』荒木健太郎著(KADOKAWA)、『眠れなくなるほど面白い 図解 天気の話』荒木健太郎・太田絢子・佐々木恭子著(日本文芸社)、PROTRUDE『陽圧・陰圧とは?違いやリスクなど、クリーンルーム設計に欠かせない基礎知識を解説』URL:https://protrude.com/report/positive-negative-pressure-cleanroom/

監修/荒木健太郎 文/佐々木恭子 協力/太田絢子、津田紗矢佳、三上萌々

  • facebook
  • line
  • twitter

12星座占い今日のわたし

全体ランキング&仕事、お金、愛情…
今日のあなたの運勢は?

2026 / 04 / 10

他の星座を見る

Keyword

注目キーワード

家庭画報ショッピングサロンのおすすめ
※外部サイト(家庭画報ショッピングサロン)に遷移します。 ※商品の購入には家庭画報ショッピングサロンの会員登録が必要です。

Pick up

注目記事
家庭画報ショッピングサロンのおすすめ
※外部サイト(家庭画報ショッピングサロン)に遷移します。 ※商品の購入には家庭画報ショッピングサロンの会員登録が必要です。
12星座占い今日のわたし

全体ランキング&仕事、お金、愛情…
今日のあなたの運勢は?

2026 / 04 / 10

他の星座を見る