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見られたらラッキー! 虹色の飛行機雲に出合いやすい条件とは

2026.02.13

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空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。 連載一覧はこちら>>

飛行機雲の彩雲

ふと空を見上げたとき、まっすぐに伸びる飛行機雲が目に入ることがあります。よく見ると、飛行機のすぐ後ろにできた雲が虹色に輝いて見えることがあるのをご存じでしょうか。

飛行機雲は、高度1万メートル前後の低温な大気中で生まれる雲です。上空が湿っているときに現れやすく、大きく二つのでき方があります。

一つは、エンジンから放出される300~600℃もの高温な排気ガスが、周囲の空気と混ざることで急激に冷やされて発生するものです。このように発生する飛行機雲は氷の粒でできており、エンジンの数に応じた本数の飛行機雲が生まれます。


もう一つは、翼の後ろに渦が発生して気圧が低下し、気温が下がることで発生する飛行機雲です。上空が非常に湿っている場合にできやすく、翼全体から帯状に伸びるのが特徴です。虹色になることがあるのは、この飛行機雲です。

虹色の雲は「彩雲(さいうん)」と呼ばれ、雲を構成する水滴に太陽の光が当たることで生まれます。翼全体から伸びる飛行機雲は、0℃を下回っても凍らない過冷却の状態にある水滴でできているため、彩雲になることがあるのです。

低気圧の接近に伴い、「西から天気が下り坂」になるときは、高い空が湿って飛行機雲が現れやすくなります。そんなとき、太陽の近くを通過する飛行機を見かけたら、太陽を直接見ないように注意しつつ、虹色に染まる飛行機雲を探してみてください。

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虹色に輝く「彩雲」。縁起のよいこの雲に出合いやすいタイミング【「空を見上げて365」連載スタート】

写真/川村にゃ子

写真/川村にゃ子


監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki
雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。XInstagramYouTube

文/佐々木 恭子 Kyoko Sasaki
気象予報士・防災士。合同会社てんコロ.代表。民間気象会社で予報業務を担当、気象予報士受験生向けのスクール主宰。著書に『眠れなくなるほど面白い 図解 天気の話』(日本文芸社)など。XYouTube

●参考文献/『雲の超図鑑』荒木健太郎著(KADOKAWA)、『雲を愛する技術』荒木健太郎著(光文社)、『すごすぎる天気の図鑑』荒木健太郎著(KADOKAWA)

監修/荒木健太郎 文/佐々木恭子 協力/津田紗矢佳、太田絢子

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