カルチャー&ホビー

雲が白く見える理由とは? 気象予報士が分かりやすく解説

2026.02.03

  • facebook
  • line
  • twitter

空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。 連載一覧はこちら>>

雲が白く見えるわけ

羽毛のような雲も、綿のような雲も、どれも青空によく映える白さです。雲が白く見えるのは、太陽の光が雲を構成する小さな水や氷の粒によって散乱されるためです。

目に見える太陽の光は白色に見えますが、実際には紫や青といった波長の短い光から、橙や赤など波長の長い光まで、さまざまな色が混ざっています。

光は、空気分子など波長よりはるかに小さい粒に当たると、波長の短い光ほどあちこちに強く散らばる性質を持っています。これは「レイリー散乱」と呼ばれ、日中の晴れた空が青く見えるのはこのためです。一方、波長より大きい雲の粒に光が当たると、今度は波長に関係なくあちこちに散らばる「ミー散乱」が起こります。その結果、雲から届く光はさまざまな色が混ざり合い、白く見えるのです。


積雲(綿雲)のように厚みのある雲を見ると、表面はまぶしいほど白く輝いて見えますが、雲の底は暗くなっていることがあります。これは、雲の内部で光が散乱されすぎて弱まり、雲の底まで十分に光が届いていないためです。

雲の色は、光が決めているのです。

●関連記事を読む
空が青く見えるのはなぜ? 空についての身近な疑問に答えます

写真/荒木健太郎

写真/荒木健太郎


監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki
雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。XInstagramYouTube

文/佐々木 恭子 Kyoko Sasaki
気象予報士・防災士。合同会社てんコロ.代表。民間気象会社で予報業務を担当、気象予報士受験生向けのスクール主宰。著書に『眠れなくなるほど面白い 図解 天気の話』(日本文芸社)など。XYouTube

●参考文献/『すごすぎる天気の図鑑』荒木健太郎著(KADOKAWA)

監修/荒木健太郎 文/佐々木恭子 協力/津田紗矢佳、太田絢子

  • facebook
  • line
  • twitter

12星座占い今日のわたし

全体ランキング&仕事、お金、愛情…
今日のあなたの運勢は?

2026 / 02 / 03

他の星座を見る

Keyword

注目キーワード

家庭画報ショッピングサロンのおすすめ
※外部サイト(家庭画報ショッピングサロン)に遷移します。 ※商品の購入には家庭画報ショッピングサロンの会員登録が必要です。

Pick up

注目記事
家庭画報ショッピングサロンのおすすめ
※外部サイト(家庭画報ショッピングサロン)に遷移します。 ※商品の購入には家庭画報ショッピングサロンの会員登録が必要です。
12星座占い今日のわたし

全体ランキング&仕事、お金、愛情…
今日のあなたの運勢は?

2026 / 02 / 03

他の星座を見る