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空が微笑んでいるような「逆さ虹」。見つけやすい絶好のタイミングは?

2026.01.30

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空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。 連載一覧はこちら>>

逆さ虹(さかさにじ)/環天頂(かんてんちょう)アーク

ふと見上げた高い空に、逆さまのアーチを描く虹を見たことはないでしょうか。これは「逆さ虹(さかさにじ)」と呼ばれる現象で、天頂(真上)の方向に現れる光の弧なので、正式には「環天頂(かんてんちょう)アーク」といいます。

雨上がりに現れる虹とは異なり、逆さ虹は晴れた空や薄曇りの空で見られます。薄雲(巻層雲)を構成する氷の粒に太陽の光が当たると、光が屈折して色が分かれ、虹色の弧が生まれます。色の並びは外側が赤、内側が紫で、赤色側に太陽が位置するのが特徴です。

逆さ虹が現れるのは、空に向かって腕をまっすぐのばして、太陽から手のひら二つ分ほど上空の高い空です。太陽高度が低いほど見やすいため、朝や夕方が絶好のタイミングです。


普段、高い空にまで目を向けることは意外と少なく、知らなければ見つけにくい現象です。そのため珍しいものと思われがちですが、巻雲や巻層雲の広がる日には、実際にはよく姿を見せています。

「今日も一日、頑張ったな」と感じる夕暮れどき、陽が沈む前にそっと空を見上げてみてください。空がにっこり微笑んでいるような逆さ虹に出合えたら、つられてこちらも笑顔になれるでしょう。

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「太陽に光の輪がかかると雨」は本当? 巻層雲が広がる空で見られる現象

写真/川村にゃ子

写真/川村にゃ子


監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki
雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。XInstagramYouTube

文/佐々木 恭子 Kyoko Sasaki
気象予報士・防災士。合同会社てんコロ.代表。民間気象会社で予報業務を担当、気象予報士受験生向けのスクール主催。著書に『眠れなくなるほど面白い 図解 天気の話』(日本文芸社)。XYouTube

●参考文献/『すごすぎる天気の図鑑』荒木健太郎著(KADOKAWA)、『最高にすごすぎる天気の図鑑』荒木健太郎著(KADOKAWA)

監修/荒木健太郎 文/佐々木恭子 協力/津田紗矢佳、太田絢子

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