空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。
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大雪に関する情報の確認方法
雪の降る機会が少ない地域では、雪の予報が出ると少し気分が浮き立つものです。しかし、いざ外出するとなると、特に車の運転には危険が潜んでいます。
そもそも雪道では、夏用タイヤでの走行は冬用タイヤに比べて約1.6倍も滑りやすく、非常に危険です。雪道を運転する可能性があるときは、夏用タイヤでの走行は絶対に避け、必ず事前に冬用タイヤを装着してください。冬用タイヤやチェーンを装着していても雪道が絶対に安全になるわけではありません。少しでも雪が積もると、気にも留めないわずかな坂道や緩やかなカーブでもスリップするおそれがあります。また、雪が止んだ後も、橋やトンネルの出入口付近などは路面が凍結しやすく、注意が必要です。
こうした危険を避けるためにも、雪の予報を見聞きしたら、まず気象庁のウェブサイトで「天気分布予報(
https://www.jma.go.jp/bosai/wdist/)」を確認し、住んでいる地域や外出先で雪やみぞれが降りそうかどうかをチェックしましょう。雪が降りそうなら、車の運転を控えて公共交通機関に切り替えるなど、早めに行動を検討しておくと安心です。さらに、大雪が見込まれる場合には、不要不急の外出は控え、リモートワークへの変更や予定の再調整も大切です。
特に関東の雪の正確な予報は現在の技術では難しく、雪の可能性があるときには、無理をせず安全を最優先に行動することを心掛けましょう。
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写真/まりも
監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。
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YouTube文/佐々木 恭子 Kyoko Sasaki気象予報士・防災士。合同会社てんコロ.代表。民間気象会社で予報業務を担当、気象予報士受験生向けのスクール主宰。著書に『眠れなくなるほど面白い 図解 天気の話』(日本文芸社)など。
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YouTube●参考文献/防災アクションガイド『冬の荒天への備え』URL:https://note.com/fukko_design/n/n72314cae5a7b『防災の超図鑑』荒木健太郎著(KADOKAWA)