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虹色に輝く「彩雲」。縁起のよいこの雲に出合いやすいタイミング【「空を見上げて365」連載スタート】

2026.01.01

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空を見上げて365 私たちの身近にある空には未知の魅力や不思議が詰まっています。誰かに話してみたくなるような空の世界を、雲研究者の荒木健太郎さんが案内します。一緒に今日の空を見上げてみませんか。 連載一覧はこちら>>

彩雲(さいうん)

何気なく見上げると、そこにはいつも空が広がっています。そんな身近な空について、今日から毎日、少しずつお届けしていきます。

まずは、青空に浮かぶ白い雲をご覧ください。よく見ると、その一部が虹色に輝いて見えることがあります。「彩雲」と呼ばれる現象です。

彩雲は、雲を構成する小さな水の粒に太陽の光が当たるときに生まれます。太陽の光は白く見えますが、実はいくつもの色の光が重なっています。その光が水の粒のまわりを通るとき、わずかに曲がります。曲がり方が色によって異なるため、重なっていた色が分かれて虹色として現れるのです。


彩雲は「瑞雲(ずいうん)」「慶雲(けいうん)」「紫雲(しうん)」とも呼ばれ、古くから吉兆の前触れとして大切にされてきました。阿弥陀如来が菩薩を従えて降りてくる際に乗っている雲も、千手観音菩薩の持物(じもつ)の一つである「五色の雲」も、いずれも彩雲を指すものといわれます。

「うろこ雲」や「ひつじ雲」が太陽の近くに広がるときは、彩雲に出合える可能性があります。建物などで太陽を隠し、光の当たった雲だけに目を向けるのが観察のコツです。強い光は抑えられて、より鮮やかな虹色が浮かび上がります。目を傷める危険性があるので、太陽を直接見ることは決してせず、観察してみてください。写真/荒木健太郎

写真/荒木健太郎


監修/荒木 健太郎 Kentaro Araki
雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。映画『天気の子』気象監修。『情熱大陸』『ドラえもん』『マツコの知らない世界』など出演多数。著書に『すごすぎる天気の図鑑』シリーズなど。XInstagramYouTube

文/佐々木 恭子 Kyoko Sasaki
気象予報士・防災士。合同会社てんコロ.代表。民間気象会社で予報業務を担当、気象予報士受験生向けのスクール主宰。著書に『眠れなくなるほど面白い 図解 天気の話』(日本文芸社)など。XYouTube

●参考文献/『雲を愛する技術』荒木健太郎著(光文社)、『すごすぎる天気の図鑑』荒木健太郎著(KADOKAWA)、成覚山千寿院『千手観音』WEBサイト https://senjuin-saitama.or.jp/j24qnsiy/

監修/荒木健太郎 文/佐々木恭子 協力/津田紗矢佳、太田絢子

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