資生堂パーラー 銀座本店
「在る美」(2023年)
日本古来の美意識をテーマに、京都の職人とともに「和傘」のツリーを制作。本来傘の内側にある「竹骨」と「飾り糸」をあえて露出させ、伝統工芸の構造美を演出した。100を超えるスケッチと模型を経た労作。
バーニーズ ニューヨーク銀座本店
「HAVE A MUSIC HOLIDAY」(2018年)
ソリマチアキラ氏描き下ろしの洒脱なイラストを3D化し、マリオネットにした大胆な作品。ジャズ、ロックの音楽に合わせて人形が動く仕掛けが楽しい。人形の腕が思い通りに動かず、試行錯誤を繰り返したとか。
松屋銀座
「GINZA VALENTINE WORLD」(2021年)
地域共創の取り組みで、高知県の木工房「土佐組子」と共働し、木組みのインスタレーションを実施。コロナ禍でも両者で連携を重ね、完成に漕ぎ着けた。バレンタインでつながる人と人との縁を万華鏡の形で表現した。
ミキモト 銀座4丁目本店
「2025 SUMMER」(2025年)
葛飾北斎《神奈川沖浪裏》をねぷたの技法で再現。平面の浮世絵を3Dで再解釈し、ねぷた師が針金を用いて、波のうねり、泡飛沫の先までも形にした。2017年のビル竣工当時から温めていたという職人の超絶技工が光る快作。
銀座メゾンエルメス
「Please Hold The Line」(2025)
エルメスの2025年のテーマは「ドローイング」。フランス人アーティスト、ディミトリ・リバルチェンコが4色のペンを用いて手で描いた夢想の世界。電話を待つ間に描いたちょっとした絵が着想源だという。
家庭画報2025年11月号別冊付録より。