

今から約1万3000年前~約2300年前、つまり約1万年近くもの間、ここ日本の地で栄えた縄文文化。日本各地で発達したことが知られていますが、その代表的なエリアのひとつである長野県と山梨県では、大型の縄文土器のほか人を模した土偶が発掘されています。中でも有名なのが「縄文のビーナス」と「仮面の女神」。ほぼ完存状態で発掘された大型土偶です。
良質な黒曜石の鉱山が多くある八ヶ岳周辺を含む長野県と山梨県にまたがるエリアは、日本遺産「星降る中部高地の縄文世界」にも認定されていますが、その名称の由来をご存じでしょうか? 鉱山周辺の地面に黒曜石がちらばっている様子が星の欠片が降ってきたようだったから……。なんとロマンティックで、時空を超えたネーミングでしょう! 縄文時代の人々は、掘り出した黒曜石を矢じりなどの道具に加工するほか、遠く離れた集落との交易の材料としても用いていたといいます。

今回のシンポジウムでは一般社団法人縄文文化発信会議の顧問であり元九州国立博物館長の三輪嘉六さんのほか、山梨県立考古博物館長の高橋龍三郎さん、前諏訪湖博物館長で下諏訪町観光振興局の専門アドバイザーである宮坂 清さんによる基調講演のほか、縄文文化を題材とした古今亭雛菊さんによる超古典落語、そして作家の夢枕獏さんへの特別インタビュー「縄文の神の正体」など、盛りだくさんのコンテンツが繰り広げられます。
自然への畏怖と崇拝、人との絆や命への思い、豊かで知的な精神性と、美しいものを作り出す創造力を持っていた縄文人。今、世界が注目している日本の「縄文文化」を知るシンポジウムに、ぜひ参加してみませんか?
開催日時 2025年6月21日(土)13時~17時