〔特集〕大阪・関西万博で世界が注目! 活気づくOSAKAへ。─世界に誇れる大阪の魅力─ いよいよ「大阪・関西万博」が開幕。世界が注目する大イベントを前に、大型ホテルの建造ラッシュ、美術館の新設や大規模リニューアル、“大阪最後の一等地”うめきたエリアの「グラングリーン大阪」の進展など、大阪の街は大変貌を遂げています。活気づくOSAKAで世界に誇れる文化の魅力を探訪します。
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心躍る未来世界を体験
万博の見所&パビリオン
2025年4月13日、ついに大阪・関西万博が開幕しました。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。その見どころと、各国や団体の個性を詰め込んだ“未来へのわくわく”溢れるパビリオンをご紹介します。
アニメーション監督・河森正治が手がけるシグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」の前にて。
会場は大阪ベイエリアに位置する人工島「夢洲」。国内開催で最多となる約160の国・地域・国際機関が参加し、80を超えるパビリオンで未来に先駆けた多彩なアイディアが披露されます。
なかでも特筆すべきは、日本を代表する8名の専門家がプロデューサーを務める「シグネチャーパビリオン」。それぞれの領域における視点から“いのち”や“未来”をとらえた独創的な世界が広がります。
また海外パビリオンでは各国の伝統料理も提供され、日本にいながら旅行気分を味わえます。その他、会期を通して連日イベントが開催されるなど、国や世代を超えて誰もが楽しめる企画が目白押し。
入場に関しては、事前予約制の電子チケットシステムを採用。Webサイトから予約すれば、長時間並ばずに入場できます。(事前予約が不要な紙のチケット引換券もあります。)
会期は184日間。世界の英知が日本に集うまたとない機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
〔シグネチャーパビリオン〕
Dialogue Theater - いのちのあかし-(映画作家 河瀨直美)

©Naomi Kawase / SUO, All Rights Reserved.
廃校を移築してつくられたパビリオン。「対話シアター」では、ランダムに選ばれた来場者とスクリーン越しに登場するスタッフが対話し、「対話による理解」が生まれる過程を実証する。木々に囲まれた「森の集会所」では、「対話シアター」の記録や校舎が移築されるまでのストーリーを映像で見ることができる。
©Naomi Kawase / SUO, All Rights Reserved.
〔シグネチャーパビリオン〕
EARTH MART(放送作家・脚本家 小山薫堂)

©EARTH MART / EXPO2025
日本古来の茅葺屋根の下には、「空想のスーパーマーケット」をイメージした空間が。食にまつわるデータを視覚的に、面白く示す「いのちの売り場」や、次世代に引き継ぎたい食の知恵を展示した「みらいの売り場」など、4つのゾーンを通し食という切り口から命や未来について考える。
©EARTH MART / EXPO2025
〔シグネチャーパビリオン〕
いのちの未来(大阪大学教授 石黒 浩)

© FUTURE OF LIFE / EXPO2025
来場者は約30体のアンドロイドやロボット、アバター等が出演する展示空間を通り、人間と機械との境界がなくなった未来社会を目にする。50年後の未来を想定して開発された技術や製品を見られるゾーンも。アンドロイドと人間がつくり上げる音楽ライブなども開催される。
© FUTURE OF LIFE / EXPO2025