舞踊や新作、歌舞伎以外の活動にも可能性を広げたい
2024年11月歌舞伎座『三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)』お嬢吉三。節分の宵、大川端で道案内を乞う振袖姿のお嬢さんは、実は女性に化けた盗賊。鮮やかな変わり身と「月も朧に白魚の~」という名台詞で観客を酔わせた。(©松竹)
尾上松緑家は日本舞踊の藤間流勘右衞門派の家元の家でもあります。
「日本舞踊にはお客様とはまた別のものと向かい合って自分をどれだけ高めていけるかという感覚があります。一方で歌舞伎舞踊はお客様に楽しんでいただくもの、というのが僕のイメージ。どちらも大切にしていきたいですね」
プライベートではアニメやゲームがお好きな辰之助さん。歌舞伎『刀剣乱舞』や『歌舞伎交響曲第急番 エヴァンゲリオン』では新たなファンも増えました。ご自身で新作を手がけてみたいという思いはあるのでしょうか?
「息子の僕が言うのも何ですが、父が手がけた『あらかわじゅうだゆう荒川十太夫』は、きっと後世まで受け継がれる作品だと思います。新作歌舞伎を残していくことは役者として生きた証。新しい歌舞伎を作って残していきたいというのは、役者としての夢であり目標です」
歌舞伎以外のフィールドの活動は?
「現代劇や映像にも興味はあります。曽祖父の二代目松緑はシェイクスピアの『オセロー』もやっていますし、大河ドラマの第一作で主演しました。祖父や父も大河ドラマに出ています。祖父が歩んできた道は何でも同じところを辿っていきたいという気持ちがありますので、新しい辰之助として、いろいろなことに挑戦したいですね」
尾上辰之助(おのえ・たつのすけ)2006年1月20日生まれ。父は尾上松緑、祖父は初代尾上辰之助。2009年10月歌舞伎座『音羽嶽(おとわがたけ)だんまり』の稚児音若で藤間大河の名で初お目見得。2014年6月歌舞伎座『倭仮名在原系図(やまとがなありわらけいず) 蘭平物狂(らんぺいものぐるい)』の一子繁蔵で三代目尾上左近を名のり初舞台。2026年5月歌舞伎座にて『寿曽我対面』曽我五郎、『鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき) 菊畑』奴虎蔵実は源牛若丸で三代目尾上辰之助を襲名。歌舞伎『刀剣乱舞』や『歌舞伎交響曲第急番 エヴァンゲリオン』でも人気を集める。
【出演情報】歌舞伎座 八月納涼歌舞伎
2026年8月2日(日)~26日(水)
休演:2026年8月10日(月)、18日(火)
第一部 通し狂言『怪談牡丹燈篭』お露:尾上辰之助
URL:
https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/977(次回に続く。
この特集の記事一覧はこちらから>>)
[染五郎さん]ジャケット14万3000円 シャツ4万4000円 パンツ4万9500円/すべてガラアーベント(サーディヴィジョンピーアール) イヤリング55万円 リング205万9200円(ともに予定価格)/ともにブシュロン(ブシュロン クライアントサービス) ブーツ5万1700円/アール(ティーニーランチ) [團子さん]スーツ88万1100円 シャツ22万円 サンダル22万8800円 ベルト44万5500円 スカーフ(参考商品)/すべてエルメス(エルメスジャポン) [辰之助さん]ジャケット7万9200円 シャツ4万7300円 パンツ4万7300円/すべてイレニサ バングル7万4800円/マツオ トシヒコ イヤーカフ4万9500円 リング11万8800円/ともにプールプラ バイ マツオ トシヒコ(マツオ トシヒコ)