癒やしの声をもつ歌姫(ディーヴァ)が届ける彩り豊かな「ISEKAI」

故郷のオーストラリアから東京大学への留学中に、ゲーム音楽のヴォーカリストに抜擢され、“アニメ&ゲーム音楽界のミューズ”となったサラ・オレインさん。2025年6月発表の8枚目のアルバム『ISEKAI』が国内外で評価を高めています。「海外のコンサートやライブで、名刺代わりのアルバムを作りたい」という思いで、初めて自主制作した渾身の一枚です。
「私の原点であるアニメとゲーム音楽の代表作とカバー曲を収録しています。自分で編曲した新録もあり、ヴァイオリンも演奏。カバー曲の権利申請からパッケージのアートワークまですべてを、周囲の力を借りながら自分で行い完成させました。アルバム一枚ができるまでにどれだけの人の思いが込められているかを知る、大切な機会になりました」と語ります。
驚異の3オクターブ超えともいわれ、透明感溢れる彼女の歌声は唯一無二。心地よさをもたらす“f分の1ゆらぎ”が含まれていることも科学的に実証されているそうです。楽器のように多彩な音色で歌い上げられる一曲一曲は、伸びやかに空間に広がり、まさにタイトルに冠した「ISEKAI(異世界)」に没入させられます。
「私にとって『異世界』とは、今ある世界から逃げられる安全な場所。音楽も、聴いているときに一瞬違う世界へ行くことができるという点で『異世界』。心のためにも大切なエンターテインメントだと思います。タイトルには、悩みと向き合うときに、私のアルバムがしばしほっとできる逃げ場所になってくれたらという願いを込めました。『いい世界』を作りたいという思いも込めています」
アルバムのジャケットを飾るビジュアルにも、タイトルの言葉遊びが隠されています。
「『ISEKAI』は、英語で“sky”にも聞こえるので、空を思わせる背景にしました。私は、音階や音色それぞれに色が見えるのですが、今回、夕焼けのようなレインボーの空になっています」
希望を象徴するレインボーのように多幸感のある彼女の音楽は、各国の著名なアーティストの心をも動かしています。グラミー賞を16 回受賞している音楽プロデューサー、デイヴィッド・フォスターのディズニー特別記念アルバムへの参加や歌手のアンドレア・ボチェッリとの共演、さらに、ジャンルを超えて、プロスケーターの羽生結弦さんのエキシビションでのコラボレーションも有名です。
「コラボレーションした曲『TheFinal Time Traveler』は、阪神・淡路大震災をテーマにしたゲームで使われたもの。2人とも復興への願いを共有し、スポーツと音楽という違う世界=異世界の人と一緒に新しいことができるのも嬉しく、とても刺激になりました」
今、サラ・オレインさんの活躍の幅は広がり続け、作詞・作曲家、コピーライター、翻訳家、大学講師など、とどまるところを知りません。チャリティ活動への協力も積極的です。
「ミャンマーのヤンゴンの学校や孤児院を訪ねたり、母子を支援するチャリティ・ガラなどを行っています。女性として女性をサポートしていければ嬉しいです」
サラ・オレイン(SARAH ÀLAINN)オーストラリア出身。英語、日本語、イタリア語、ラテン語を操るマルチリンガル。日本語は各地の方言も習得している。全アルバムでオリコンのクラシック・チャート1位を獲得。2026年6月にはビルボードライブツアーが決定。
2026年6月7日(日)東京、12日(金)大阪、14日(日)横浜にて開催予定。
『ISEKAI - Anime & Video Game Muse』
サラ・オレイン IVY Records
[初回限定盤]4400円 [通常盤]3300円
写真は初回限定盤ジャケット
デビュー曲「Beyond the Sky」をはじめ、羽生結弦さんとコラボレーションした曲からSpotifyで5000万回を超える再生数を記録する「約束のネバーランド」まで12曲を収録。初回限定盤と通常盤があり、限定盤には自身でプロデュースした28ページのブックレットとDVDもつく。