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戦時中、多くの命を救った駆逐艦「雪風」。竹野内豊さんが作り上げた艦長像と平和への思いとは

2025.08.28

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今月の人 竹野内 豊さん

「最後まで諦めずに精一杯やる。仕事をする際に一番大切にしていることです」と話す竹野内 豊さん。優しく落ち着いた低音ボイスで、多くの名言を残したNHK連続テレビ小説『あんぱん』の柳井寛(ひろし)役も大好評でした。

終戦80年の2025年8月には、主演映画『雪風 YUKIKAZE』が公開されます。

“生きて帰り、生きて還す”実話がベースの感動作

演じるのは、抜群の機動力で太平洋戦争の激戦を生き残り、僚艦の乗員救助にも尽力した駆逐艦「雪風」の寺澤一利艦長。ほぼ無傷で終戦を迎えると、復員輸送船となって多くの命を日本へ運び、最後は賠償艦として役割を終えた“奇跡の駆逐艦”の物語です。


「史実に基づいた話ではありますが、寺澤は歴代の『雪風』艦長をモデルにした架空の人物。自分なりの艦長像をつくる必要がありました」と竹野内さん。


「雪風」に関するさまざまな資料はもちろん、かつて海軍兵学校があった海上自衛隊の施設や横須賀基地、護衛艦の内部や模擬戦闘訓練を特別に見学させてもらったこと、艦長経験者から話を聞けたことなどが、常に冷静沈着で“生きて帰り、生きて還す”という信念を持った寺澤艦長像へと繫がっていったといいます。

「最初に乗員みんなの前で挨拶する場面を撮ったとき、元艦長の方から伺った『艦長の肩には乗員の命だけでなく、その後ろにいる家族や友人、大切な人の人生もかかっている』という言葉を実感できました。もちろん僕には本当の戦場の恐ろしさはわかりませんが、その途方もない重責は常に意識しながら、懸命に生きた寺澤を演じようと強く思いました」

豪華出演陣の共演も大きな見どころの一つ

ちなみに、当初は寺澤に反発しながらも、心を通わせていく先任伍長・早瀬幸平を演じるのは、初共演の玉木 宏さん。

「鍛え上げられた体に、腹の底から響き渡る掛け声。その全身から部下に頼られる兄貴的な風格が出ていて、先任伍長として自然に存在している様子が印象的でした」。

また、戦艦大和と運命を共にする第二艦隊司令長官・伊藤整一役は中井貴一さん。

「中井さんは顔合わせの際に、ご自身がドラマ『戦艦大和』(1990年8月放送)の主演を務められたときに大和の乗員だった方々から聞いた話をしてくださったんです。その壮絶な経験談をみんなで聞けたことも、作品づくりの大きな力になったと思います」。

というのも、撮影は主にスタジオ内のセットで行われたため、周囲の海や空、艦の揺れや戦況を各自で想像しながら、演技をする必要があったのです。

撮影/筒井義昭 スタイリング/下田梨来 ヘア&メイク/勇見勝彦〈THYMON Inc.〉 取材・文/岡﨑 香

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