群馬県みなかみ町藤原地区、群馬でも指折りの豪雪地として知られる人口約500人の静かな山村は、奥州藤原氏との縁も伝わる歴史ある場所です。
この地で300年以上受け継がれてきた伝統工芸が「藤原盆」。江戸時代には地元を預かる沼田藩から皇室に献上された記録もある、木製の刳り物盆です。「シン・フジワラボン」とは、一度は途絶えかけたこの伝統工芸を現代の感性と融合し、新たな姿でよみがえらせたものです。
JO-GO 浄-合は、藤原盆をすり鉢に見立てた体験型アイテム。たとえばゲストの目の前でハーブやスパイスを調合し、オリジナルドリンクを作ることができます

**10min. 5min.**は時間を分割したカタチの器で、複数を組み合わせることで用途と表現が自在に広がります

フジワラ・ボウルは古作の藤原盆のこね鉢を現代の小皿に縮小し、サラダボウルにも盛り付けの器にもできる現代的な自由さを加えました

デザート用のuffe 卵はかつての皇室献上品をモチーフにした盛り付け台で、黒漆の艶が料理の美しさを引き立てます

kikka 菊架は皇室献上品の菊文様を花器として再解釈した一輪挿し

SunSuiは季節の草花と茶菓子を同時に盛り付けられる、山と水の風情をオマージュした茶道発の器です
すべての商品は利根沼田産の栗・栃材を使用し、木取り→粗彫り→仕上げ彫り(鑿・小鉋による手道具仕上げ)→漆塗り(拭き漆・黒漆・箔加飾)という伝統的な工程で制作されています。この丁寧な手仕事により、一つひとつが唯一無二の作品として仕上がります。
吉澤指物店の吉澤良一氏を中心に、意匠と精神を継承しつつも食と空間を彩る道具として藤原盆を再定義。「シン」という言葉には新価・深化・進化・真価の意味が込められています。群馬県前橋にある白井屋ホテルのヘッドシェフである片山ひろ氏も「シン・フジワラボン」の開発に関わり、メインダイニングの「the RESTAURANT」で開催したコラボレーションディナーにて器を生かした特別なメニューを提供しました。
左はプロジェクトの中心人物である指物師の吉澤良一さん、右はSHIROIYA HOTEL「the RESTAURANT」エグゼクティブシェフの片山ひろさん
お問い合わせ
・吉澤指物店
https://sashiyoshi.com/・SHIROIYA HOTEL「the RESTAURANT」
https://www.shiroiya.com/dine/