しなやかにして、強く、どこまでも美しい―大分が世界に誇る伝統美「竹工芸」に、いま新たな風が吹き込んでいます。
世界的デザイナー・コシノジュンコ氏と、大分を拠点に次世代を切り拓く6人の竹芸作家たち。両者の美意識がぶつかり合い、響き合う注目の展覧会「6人の竹芸作家とコシノジュンコの出会い 『対極』」が、2026年9月16日(水)より大分市美術館にて幕を開けます。
伝統の手仕事と現代デザインが融合した、まだ誰も見ぬアートの境地をたずねて、秋の大分へ出かけてみませんか。
大分市美術館エントランス
伝統素材「竹」を世界視点で再編集。刺激的な「対話」から生まれた作品群
本展の舞台となるのは、文化庁の補助金により日本芸術文化振興会に設置された「文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター等育成・文化施設高付加価値化支援事業)」にも採択された先進的なプロジェクト「MEET BAMBOO PROJECT OITA JAPAN」。地域に深く根づく竹文化を世界視点で捉え直し、未来へつなぐ一大試みです。
見どころはなんといっても、大分を拠点に目覚ましい活躍を見せる6人の竹芸作家(青柳慶子氏、池将也氏、木﨑和寿氏、近藤雅代氏、谷口倫都氏、長谷川絢氏)による新作アートピースの数々。作家たちは本事業の指導者であるコシノジュンコ氏と熱い対話を何度も重ね、コシノ氏の創作の核である「対極」というテーマに挑みました。
過去の谷口倫都さん作品「綴」

過去の近藤雅代さん作品「帳」

過去の長谷川絢さん作品「Echoes」
熟練の技が魅せる極上の編組構造に、コシノ氏ならではの情熱的で大胆な造形アプローチが交錯する瞬間。相反する要素が拮抗し、昇華された作品群は、これまでの「竹細工」のイメージを心地よく裏切ってくれるはずです。
さらに会場では、指導者たちが育む注目の新鋭8人による作品展「殻を破って―飛躍する8人の竹芸作家」も同時開催。大分の竹工芸が解き放つ、未知なる可能性とエネルギーを五感で実感していただけます。
コシノ氏登壇のトークに、チェロの調べ、体験ワークショップまで。心満たされる特別な空間
会期中は作品の鑑賞にとどまらず、その世界観に深く浸ることができるスペシャルなイベントが目白押しです。
1.オープニングを飾る熱い議論|トークイベント「OITA BAMBOO PRIDE by JUNKO KOSHINO」 
初日を迎える会場にコシノジュンコ氏本人が登壇。作家6名・学芸員とともに、作品誕生の舞台裏やプロジェクトに込めた情熱を語り尽くします。
日時:2026年9月16日(水)10:30~11:30
場所:大分市美術館 研修室(参加無料/要事前申込)
2.竹の造形と重厚な音色が交差する|演奏会「対極の共鳴―竹とチェロ、六つの対話―」チェリスト・家長玲於氏が、展示される6つの新作からインスピレーションを得て作曲・演奏。竹のアート空間に深く響き渡るチェロの音色が、鑑賞体験をより特別なものへと昇華させます。
日時:2026年10月12日(月・祝) ①14:00~ / ②15:30~(各回約30分)
場所:大分市美術館 常設展示室1(事前申込不要/要観覧券)
2.本格技法をその手で育む|ワークショップ「やたら編みのアクセサリー」 
出展作家である谷口倫都氏から直接手ほどきを受け、伝統の「やたら編み」で世界にひとつだけのネックレスを制作。手のひらの上で竹と対話する贅沢なひとときを。

日時:2026年9月20日(日)・10月18日(日) 各日11:00~15:00
場所:大分市美術館 研修室(参加費:7,000円/要事前申込)
展覧会 開催概要展覧会名:6人の竹芸作家とコシノジュンコの出会い 『対極』
会期:2026年9月16日(水)~ 11月15日(日)
会場:大分市美術館 常設展示室1・2・4(大分県大分市大字上野865番地)
開館時間:10:00~18:00(最終入館 17:30)
休館日:9月24日(木)、9月28日(月)、10月13日(火)、10月19日(月)、10月26日(月)、11月9日(月)
観覧料:一般 440円/高校生等 220円/中学生以下無料
主催:大分市美術館、大分合同新聞社、Meet Bamboo 実行委員会
助成: 文化芸術活動基盤強化基金(https://creator.ntj.jac.go.jp/)
展覧会公式Webサイト:
MEET BAMBOO PROJECT OITA JAPAN