いつか二人でやってみたい!歌舞伎の未知なる場面を描いた作品も
二人が揃って注目したのは東洲斎写楽の「市川鰕蔵の竹村定之進」(写真右)。
大江戸礼賛 展示風景 ©️Hoshito Omija/KATEIGAHO
「『恋女房染分手綱』というお芝居の一場面です。この場面の前の『重の井の子別れ』は今もよくやっていますが、この絵に描かれた場面は上演されていなくて。いつか観てみたいな、通しでやってみたいなと思いました」と勘太郎さん。
長三郎さんも「昔の絵にはあってももうやっていない作品もいっぱいあるので、僕も挑戦してみたいです。同じ役でも役者によってまったく違う顔になったりすることを、その役者本人と演じる役の顔を合わせて描いた写楽はやっぱりすごいなと思いました」。
歌川国貞(三代豊国)・歌川国久(二代)の「江戸名所百人美女 猿若町」の絵の中には中村座の櫓が描かれています。華やかな振袖姿のお嬢さんは中村座に芝居見物に向かうところなのでしょうか。
江戸名所百人美女 猿若町 歌川国貞(三代豊国)・歌川国久(二代)/画 安政4年(1857)11月 東京都江戸東京博物館蔵
今年の10月には東京・浅草で平成中村座の公演が行われます。私たちもおめかしして、勘太郎さん&長三郎さんの舞台を観に行きたいですね。
特別展「大江戸礼賛」の魅力を「浮世絵だけでなく刀や甲冑など色々な資料で江戸を知ることができます。江戸の町人たちが歌舞伎に熱狂していたのがちょっと垣間見られた感じがして、とても楽しかったです」と語ってくれた勘太郎さん。
「リニューアル前にいらっしゃった方も初めていらっしゃる方も、ぜひご覧になってください。そして、楽しく新鮮な江戸を観ていってください」と、長三郎さん。
お二人が目をとめた作品たちに出会いに、ぜひ江戸東京博物館に足を運んでみてください。
©️Hoshito Omija/KATEIGAHO
なお、東京都江戸東京博物館に足を運んだら、常設展示室「江戸ゾーン」の顔ともいえる江戸時代の実物大の芝居小屋「中村座」もお見逃しなく。
リニューアルで中村座の建物の中にも入れるようになっています。
©️Hoshito Omija/KATEIGAHO
江戸東京博物館リニューアル記念特別展「大江戸礼賛」Special Exhibition“In Praise of Great Edo”
会場:東京都江戸東京博物館 1階特別展示室
会期:2026年4月25日(土)〜5月24日(日)
開館時間:午前9時30分〜午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:毎週月曜日
主催:東京都江戸東京博物館(公益財団法人東京都歴史文化財団)