• TOP
  • 教養
  • アート
  • ショパンコンクール第1位 エリック・ルー。二度目の挑戦での栄冠

アート

ショパンコンクール第1位 エリック・ルー。二度目の挑戦での栄冠

2026.05.11

  • facebook
  • line
  • twitter

〔特集〕世界最高峰のピアノコンクール入賞者たちが捧ぐ── ショパン魂の音 ショパンの音楽は、なぜこんなにも人の心に響くのでしょうか。200年近くの間、世界を魅了し続けてきた彼の音楽に敬意を払い、新進気鋭のピアニストたちが挑んだ第19回ショパン国際ピアノ・コンクール。

あの熱狂から3か月。優勝者のエリック・ルーさんをはじめ、コンクール入賞者たちが揃って来日し、日本の聴衆のためのガラ・コンサートが開かれました。間近で触れた新星たちの煌めきを、お届けします。

特集「ショパンコンクールの入賞者たち」の記事一覧はこちら>>>

連日コンクールを沸かせた
注目の入賞者にインタビュー

[第1位 アメリカ]

二度目の挑戦での栄冠
エリック・ルー

エリック・ルー
1997年生まれ。カーティス音楽院卒業。2018年リーズ国際ピアノ・コンクール優勝。これまでに、ボストン交響楽団、ロンドン交響楽団、シカゴ交響楽団、フィンランド放送交響楽団ほか世界有数のオーケストラと共演。2025年12月に日本でNHK交響楽団と共演、また、第19回ショパン国際ピアノ・コンクール優勝者ソロ・リサイタルを行った。

音楽に身を捧げたショパンに感謝しています

「ショパンは、今までの私の音楽人生において、最も大切な作曲家の一人です。練習室でもステージでも、彼の作品に最も多く向き合ってきました。家族の一員のようにさえ感じますし、間違いなく私の人生の一部です」

10年前、17歳で同コンクールに参加して4位に入賞。ピアニストとしてキャリアを積み重ね、すでに世界で活躍する身となりながら、今回、あえて二度目の挑戦。押しつぶされそうな重圧のなか、見事、優勝に輝きました。

コンクールのすべてが終了し、深夜に入賞者が決まる。写真は「第1位、エリック・ルー」と発表された瞬間。(© K. Szlęzak/NIFC)

「ショパンにより近づき、理解を深めることができたと感じています。ショパンの音楽は、彼の人生そのもの。とても複雑な面を持つ人でしたから、演奏することで、私もさまざまな感情を体験します。39歳の短い生涯で、こんなにも多くの素晴らしい作品を残してくれたショパンに、感謝です。彼の音楽は人生をより豊かにしてくれます」

気品のある美しい音色。深い哀しみや喜び、内面を見つめるような繊細な表現で、聴衆を魅了するルーさん。

「日本の方々は、世界一熱心に聴いてくださるので、私も心のままに表現することができます。あたたかく見守られながら、よい演奏ができたと、感謝の気持ちが湧いてきて、特別な信頼関係を築けていると感じます。また、入賞者皆で日本各地を回る今回のガラ・コンサートは格別です。ピアニストという特異な人生を歩む者同士、ユニークな絆で結ばれている彼らと、共に過ごし、演奏できる、素晴らしく意義ある場だと思っています」

コンクール期間中はメディアの取材もほぼ受けず、自分自身と向き合い、集中を高めていたという。体調を崩すほどの極限状態を乗り越え、ファイナルの舞台に臨んだ。(© W. Grzędziński/NIFC)

(次回に続く。この特集の記事一覧はこちらから>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2026年05月号

家庭画報 2026年05月号

取材・文/内海陽子 通訳/小野彩子 取材協力/ジャパン・アーツ

  • facebook
  • line
  • twitter

12星座占い今日のわたし

全体ランキング&仕事、お金、愛情…
今日のあなたの運勢は?

2026 / 05 / 11

他の星座を見る

Keyword

注目キーワード

Pick up

注目記事
12星座占い今日のわたし

全体ランキング&仕事、お金、愛情…
今日のあなたの運勢は?

2026 / 05 / 11

他の星座を見る