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世界最高峰のピアノコンクール入賞者たちが捧ぐ「入賞者ガラ・コンサート」

2026.04.21

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〔特集〕世界最高峰のピアノコンクール入賞者たちが捧ぐ── ショパン魂の音 ショパンの音楽は、なぜこんなにも人の心に響くのでしょうか。200年近くの間、世界を魅了し続けてきた彼の音楽に敬意を払い、新進気鋭のピアニストたちが挑んだ第19回ショパン国際ピアノ・コンクール。

あの熱狂から3か月。優勝者のエリック・ルーさんをはじめ、コンクール入賞者たちが揃って来日し、日本の聴衆のためのガラ・コンサートが開かれました。間近で触れた新星たちの煌めきを、お届けします。

特集「ショパンコンクールの入賞者たち」の記事一覧はこちら>>>

ワルシャワの感動がよみがえる
10年ぶりの日本開催

「入賞者ガラ・コンサート」

東京芸術劇場コンサートホールにて、「第19回ショパン国際ピアノ・コンクール2025 入賞者ガラ・コンサート」2日目の舞台。ショパンのピアノ協奏曲第1番を演奏する、コンクール第2位のケヴィン・チェンさんとワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団。圧倒的な演奏に、会場はスタンディングオベーション、拍手の嵐。

2025年10月、ポーランドの首都ワルシャワで、3週間にわたり開催されたショパン国際ピアノ・コンクール。5年に一度、世界中から若きピアニストたちが全身全霊をかけて参加する最高峰の“コンクール”は、他者とではなく、自分自身との闘いなのだといいます。「ショパンらしさ」をいかに解釈し、表現するか。大舞台で自分らしく弾ききり、審査員に、聴衆に、いかに受け止めてもらえるか。

結果、ショパンの音楽世界を見事に体現し、称賛と栄冠を得た7名の入賞者が、2026年1月、日本各地のコンサートホールで、華麗なる演奏を披露しました。コロナ禍を経て、10年ぶりに日本で叶った「入賞者ガラ・コンサート」ツアーです。熊本から始まり、福岡、大阪、京都を回って、東京芸術劇場での2夜。その後、神奈川、愛知へ──。

コンクール第1位の栄冠に輝いたエリック・ルーさん。日本の会場でも美しい音色で聴衆を魅了。

新しいスターたちが次々に現れ、ショパンの名曲を1曲ずつ奏でる、夢のような舞台。ワルシャワでは極度の緊張の中で演奏したであろう彼らが、純粋な喜びでピアノに向かう姿、その音色に、満席の会場も、喜びに満ち溢れていきます。

歩んできた道のりも、体に合わせた奏法も、まったく異なる7人の個性を間近で感じ、彼らが拓いていく輝かしい世界を思い、惜しみない祝福の拍手が送られます。ピアノがもたらしてくれる、幸福な時間。ショパンへの愛を通じて、舞台と客席があたたかく結ばれた、最上の夜でした。

ポーランドの偉大な指揮者、アントニ・ヴィット氏も熱演。

これからのピアノ界をリードする、新星たち

栄冠を摑んだピアノ協奏曲第2番をガラ・コンサートで演奏し、祝福の喝采を浴びるエリック・ルーさん(第1位)。

知られざる新星と注目されるヴィンセント・オンさん(第5位)は、マレーシア人初の入賞者。

コンクールでも白いジャケットが印象的だった中国のワン・ズートンさん(第3位・ソナタ賞)

ショパンの祖国ポーランドからピォトル・アレクセヴィチさん(第5位・聴衆賞)

今回の舞台で最年少のケヴィン・チェンさん(第2位)は、華麗な演奏で存在感を示した。

全米ショパンコンクールで優勝し、本選に臨んだウィリアム・ヤンさん(第6位)

ポーランドでも聴衆を虜にした桑原志織さん(第4位)。あたたかな音色で喜びを奏でた。

(次回に続く。この特集の記事一覧はこちらから>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2026年05月号

家庭画報 2026年05月号

撮影/大泉省吾 取材・文/内海陽子 通訳/小野彩子 取材協力/ジャパン・アーツ

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