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印象派の幕開け。セーヌ川沿いの光と水、大気の揺らぎまで追求するモネの作品群

2026.04.02

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〔特集〕没後100年特別取材 クロード・モネ 睡蓮に至る道 クロード・モネが、ジヴェルニーの自宅で86年間の生涯を閉じてから、今年で100年。この記念すべき年は、現在開催中の東京・アーティゾン美術館での大規模な展覧会で幕を開けました。パリのオルセー美術館から来日した貴重な作品群とともに印象派以前の青年期から晩年の睡蓮に至るまでの、20世紀を代表する画家の生涯を辿ります。

特集「クロード・モネ 睡蓮に至る道」の記事一覧はこちら>>>

印象派の揺籃期 ── セーヌ川沿いを描く

モネはパリで生まれましたが、5歳でル・アーヴルに転居し、そこで絵画の基礎を学びました。18歳で初めて油彩画を描き、19歳で単身パリへ。クールベやピサロに出会い、次にバジール、ルノアール、シスレーとも交流を深めました。一時期は、ルノアールとともにバジールの家に間借りしたことも。

普仏戦争の後、1871年にパリからアルジャントゥイユに転居し、1874年に第1回印象派展を共同開催。1878年にはヴェトゥイユ、1881年にはポワシーと、セーヌ川を下るように転居を重ねます。この間に描かれた作品には、光と水、そして大気の揺らぎを、何とか絵筆でとらえようとするモネの、後に大きく花開く画才の第一歩が表現されているようです。


【修復後世界初公開】クロード・モネ《かささぎ》

1868-69年、油彩・カンヴァス、オルセー美術館蔵
Photo ©GrandPalaisRmn(musée d’Orsay) / Adrien Didierjean / distributed by AMF

クロード・モネ《アルジャントゥイユのレガッタ》

1872年頃、油彩・カンヴァス、オルセー美術館蔵
Photo ©Musée d’Orsay, Dist. GrandPalaisRmn / Patrice Schmidt / distributed by AMF

【日本初公開】クロード・モネ《昼食》

1873年頃、油彩・カンヴァス、オルセー美術館蔵
Photo ©GrandPalaisRmn( musée d’Orsay) / Franck Raux / distributed by AMF

クロード・モネ《パリ、モントルグイユ街、1878年6月30日の祝日》

1878年、油彩・カンヴァス、オルセー美術館蔵
Photo ©Musée d’Orsay, Dist. GrandPalaisRmn / Patrice Schmidt / distributed by AMF

クロード・モネ《ヴェトゥイユの教会》

1879年、油彩・カンヴァス、オルセー美術館蔵
Photo ©GrandPalaisRmn( musée d’Orsay) / Jean-Marc Anglès / distributed by AMF

(次回に続く。この特集の記事一覧はこちらから>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2026年04月号

家庭画報 2026年04月号

構成・文/安藤菜穂子 参考文献:『クロード・モネ 狂気の眼と「睡蓮」の秘密』 ロス・キング 著 長井那智子 訳 亜紀書房 『図説 モネ「睡蓮」の世界』 安井裕雄 著 創元社

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