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中島千波さんが幼少期から描き続ける富士の姿──「富士山が一番美しい」

2026.01.15

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〔特集〕2026年開運祈願 ── 富士山から福来たる 「末広がり」の山容、日本一の高さが「繁栄」や「頂点」に通じることから、古くから“吉兆”とされてきた富士山。2026年の幕開けに際し、改めて日本の象徴であり、日本人の心の拠り所でもある霊峰富士の、霊験あらたかな力に触れることで、開運祈願をし、我が家に福を招きます。前回の記事はこちら>>

特集「富士山から福来たる」の記事一覧はこちら>>>

我が家に福を呼ぶ
“芸術(傑作アート)としての富士”を暮らしに

富士山の世界遺産登録に際し、その選考理由に挙げられた2大要因の一つが「芸術の源泉」。古(いにしえ)より現代に至るまで、富士山は脈々と日本の芸術的な創造にインスピレーションを与え続けてきました。

一方、日常の暮らしの中では、縁起のいい“吉兆”の象徴として、絵画や工芸品、道具などに取り入れられ、日本人の心の拠り所として感動や安心をもたらし、心を豊かにしてくれる存在です。ここでは今も「芸術の源泉」として息づく富士を紹介します。

幼少期から描き続ける崇高な富士の姿
中島千波

「弥生 朝霧高原の不二」(2020)
四曲一隻屛風 日が傾き、切れかかった雲の合間から見た姿。「山頂の雪と、空の色との調和が美しい。何度見ても、きれいだなと思います」。
おぶせミュージアム・中島千波館 蔵

「小学生の頃から、日本画家の父の横で富士山ばかり描いていました」と中島千波さん。運転免許を取得すると「山頂に根雪がつく2〜3月に、周囲を一周しながら朝から晩までスケッチを繰り返しました」。世界中の山々を題材としてきた中島さんですが「富士山が一番美しい」といいます。「これほど力強く、かつ清らかな独立峰は唯一無二です」。


「桜花富士の晴れ間」(2025)
四季を通じ、日の出から日の入りまでのあらゆる時間帯でスケッチを重ねてきた中島さん。「昼間はよっぽどの晴天でないと雲がかかります」。

中島千波(なかじま・ちなみ)
日本画家。東京藝術大学名誉教授。1945年長野県生まれ。1971 年東京藝術大学大学院修了。2026年2月25日〜2026年3月2日福岡三越にて個展開催。1992年、長野県小布施町に「おぶせミュージアム・中島千波館」が開館。

(次回に続く。この特集の記事一覧はこちらから>>

この記事の掲載号

『家庭画報』2026年01月号

家庭画報 2026年01月号

取材・文/安藤菜穂子

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