今月の音楽人 秋川雅史さん
「千の風になって」の大ヒットで知られるテノール歌手の秋川雅史さんが、2025年9月にソロコンサートを開催します。クラシックの名曲やポップス、日本の歌謡曲など、計10~12曲を歌う予定です。
「もちろん、マイクを使わない生声でお届けします。それがクラシックのコンサートの一番の魅力ですし、生で聴く声に敵うものはないと自分は思っているので。きっと“音が生きている”ことを実感していただけると思います」
歌の合間のトークでは、2025年5月に出版した初の著書『子育てこそ最高の生きがい 私の考える教育』の話も聞けそうです。
「息子(秋川風雅さん)がピアニストとしてデビューしたのを機に、自分が家族とどうかかわってきたかという話をオープンにするようになったら、本を出さないかというお話をいただきまして」
ちなみに会場ロビーには、2021年から二科展に応募し、いずれも入選した4つの木彫作品が展示されます。まさに、近年彫刻でも活躍している“二刀流”の秋川さんならではのコンサートです。
「挑戦して、そこから成長できたら、人生楽しいじゃないですか」

「もともと彫刻を見るのは好きだったんですが、43歳のときに、ふと“自分にもできるんじゃないか”と思って始めたら、すっかりハマってしまって。彫刻家としてはかなり遅いスタートですが、毎日続けることで確実に成長してこられたと感じています。今できる挑戦をして、そこから成長できたら、人生楽しいじゃないですか」
笑顔が素敵な秋川さんは「“生涯成長”がポリシー」といいます。
「若い頃は、歌うときに力が入りまくっていたんですが、50代になって余分な力を抜けるようになってきました。そうすると、声がすごくまろやかになってくる。これも一つの成長です。これまでの人生の中で、今、一番歌が成長できているという実感があります」
まさに円熟の域に入った57歳。やはり声楽家である86歳のお父様の要望で、2024年、風雅さんも含めた親子三代でコンサートを開いた際には「生涯現役で頑張ろう」という夢が湧いてきたそうです。
「ソロで歌う父の背中が“生涯、自分の歌を磨き続けろ”と語りかけてきているように感じたんです。父は、米寿でまたコンサートをやりたいといっています。自分も常に夢を持って、挑戦できる人生を歩んでいきたいですね」
そんな秋川さんが今、仕事で挑戦したいことは「オペラに出ること。オペラの団体に所属していないためか、なかなかチャンスがないので、自分で企画・制作しようかと画策しているところです」。
そしてもちろん、自分をよい状態に保つため、体調管理と日々のトレーニングも欠かしません。「背筋運動や自転車漕ぎのほか、毎日3キロ走っています。今度フルマラソンにも挑戦したいですね」
秋川雅史( あきかわ・まさふみ)1967年愛媛県生まれ。4歳でピアノとヴァイオリンを始めた後、声楽家の父の指導のもと、声楽の道へ。国立音楽大学と同大学院を修了後、イタリアのパルマに留学。2001年にテノール歌手としてCDデビュー。初の著書『子育てこそ最高の生きがい 私の考える教育』を2025年5月に中村堂より上梓。
『秋川雅史コンサート 東京2025』

クラシックの歌手として史上初のオリコンシングルチャート1位を獲得し、近年は彫刻家としても活躍する秋川雅史がソロコンサートを開催。小島さやかのピアノ伴奏で、多彩なレパートリーを届ける。会場ロビーには、二科展に入選した彫刻4作品を展示。
2025年9月26日(金) 13時開演 東京オペラシティ コンサートホール
全席指定 一般チケット7500円
プレミアムチケット(アフターイベント・お見送り付き)9800円
BSフジイベントお問い合わせ:event@bsfuji.co.jp
※2025年9月20日(土)大阪公演あり
住友生命いずみホールチケットセンター:06(6944)1188