
月明かりの反射から陽光が黄金色に煌めく瞬間まで──光が刻々と表情を変える、かけがえのない時間。その美しいひとときを描いた、「フレッド」の新作ハイジュエリーコレクション「ムッシュ フレッド ゴールデンライト」。創業90周年を迎えたメゾンが、創業者フレッド・サミュエルの愛した光と人生の歓びを、未来へと輝かせます。

星降る夜からゴールデンアワーまでの5つの時を描いたコレクション。幕開けはカンヌの華やかな夜会の終わりです。海辺に佇むマジェスティック・ホテルの優雅なサロンで、フレッド・サミュエルが過ごした夜を思わせます。3石合わせて63ctのタンザナイトの深い青は紫の輝きを宿し、夏の夜の余韻を閉じ込めたかのよう。星の煌めきを思わせるダイヤモンドが光の滝のように肌を照らします。

早朝の美しい光景を描いた2作品。右は、海を見下ろすエズの村で日の出直前に現れる神秘的な「グリーンフラッシュ」を、ブルーからグリーンへと移ろうオーストラリア産オパールとコロンビア産エメラルドで表現。左は、朝日に輝くサン=ジャン=カップ=フェラ半島の海辺を、ダイヤモンドの光とトルマリンの繊細なグラデーション、精緻に彫刻された真珠母貝で映し出します。

朝日を浴びて黄金色に染まるグラースの丘と、咲き誇るミモザへのオマージュ。ネックレスには11ct超のオーバルカットのスリランカ産ファンシーイエローサファイアを緻密にセット。光に満ち花の香りが漂うリヴィエラでの幸福な情景を、一束のブーケのように描き出します。ブーケ部分は取り外してブローチとしても楽しめます。
・ハイジュエリーコレクション「ムッシュフレッド ゴールデンライト」について公式サイトで詳しく見る→
1936年、パリで誕生した「フレッド」。創業者フレッド・サミュエルが生涯愛したのは、宝石の内奥から立ち上がる光と、人生を明るく照らす歓びでした。創業90周年を迎えた今年、その精神を結晶させたハイジュエリーコレクショ
ン「ムッシュ フレッド ゴールデンライト」が誕生しました。2022年の「ムッシュ フレッド インナーライト」、2024年の「ムッシュ フレッド アイディアルライト」に続き、創業者の人生と光をたどる3部作の最終章です。
舞台は妻テレーズとの新婚旅行で初めて訪れ、のちに深い愛情を注いだフレンチリヴィエラ。カンヌの夜の終わりから、エズ村に一瞬きらめく緑の閃光、サン=ジャン=カップ=フェラの水面、グラースに目覚めるミモザ、そしてモナコを黄金色に染めるゴールデンアワーへ。5つの情景を描いた全15点が、夜明けとともに高まる光の物語を紡いでいます。
「祖父との思い出やメゾンの歴史を、ハイジュエリーという形でたどっています。祖父が今ここにいたら何を創るだろうと考え、今日の私たちらしく再解釈しています」
そう語るのは、副社長兼アーティスティックディレクターであり、創業者の孫娘でもあるヴァレリー・サミュエルさん。
「自由、起業家精神、寛大さ、ジョワ・ド・ヴィーヴル(生きる歓び)という祖父が示した価値観は、今もメゾンの創造を導いています」 その物語の頂点で輝くのが、101.57ctのファンシー・インテンス・イエローダイヤモンド「ソレイユ ドール」。1977年にメゾンが初めて取得し、2021年に再びメゾンのもとへ戻ったかけがえのない宝石です。
今回、メゾン史上初めてジュエリーとしてセット。1000石を超えるダイヤモンドが光のレースを描く壮麗なネックレスの中心に、着脱可能なブローチとして燦然と輝いています。
「ソレイユ ドールは、“太陽のようなジュエラー”であるフレッドの魂そのもの。眺めるだけでなく、身に纏える存在になりました」
ただしメゾンにとって計り知れない感情的価値を持つこの石は、未来へ引き継ぐため手もとに残ります。
販売されるネックレスには、11.25ctのイエローダイヤモンドを配した姉妹ブローチが用意されました。「ハイジュエリーはメゾンの卓越性を追求する実験室です。同時に私たちが目指すのは、自由に遊び、身につけられるハイジュエリーです」
90年の歴史を未来へと開くこのコレクションには、フレッドらしい生きる歓びと、新たな夜明けへの希望が満ちています。
お問い合わせ/フレッド カスタマーサービス
電話:03(5635)7040
URL:https://www.fred.com/jp/ja_JP/
撮影/小野祐次 スタイリング/阿部美恵 取材・文/大島 泉