
1936(昭和11)年の創業以来、3代にわたり真珠を見つめてきた「清美堂真珠」が、90周年を迎えた今、あらためて真珠の美しさを探求する連載。今回は卓越した養殖技術が生み出した世にもまれな真円のマベ真珠をご紹介します。
・第1回 『古事記』から紐解く 古代より貴ばれた「しらたま」の話→
・第2回 初代から守り抜かれた 真珠への思い→
・第3回 3代目 磯和晃至の約束と挑戦→
・第4回 清美堂真珠の宝物→
・第5回 色とりどりのタヒチアンパール→
・第6回 黄金色の真珠に魅せられて→
・第7回 世にも希少な「スーパーピーコック」→
希少な真円のマベゴールデンとダイヤモンドのボールが愛らしく並んで
「マベ貝は筋肉が強く挿核が難しいため、貝殻の内側に核を貼り付けることで生まれる半円状の真珠が一般的です。2008年にフィリピンのラモン湾で世界でたった一社のみが貝の体内を傷つけずに挿核し、真円真珠を養殖することに成功しました。
清美堂真珠では独自のルートで翌年からその希少な真円真珠を“マベゴールデン”として展開しています」と、磯和晃至社長。
他の真珠貝よりも薄い真珠層が幾重にも巻くことで、きめが細かく透明感のある光を放つブラウンゴールドの真円マベ真珠。もちろん人工的な処理を施さない天然色であることにこだわっています。
「残念なことに真円のマベゴールデンは後継者の問題で今後出会うことが難しくなりますが、他の真珠では見られない真円のブラウンゴールドの美しさを後世に語り継いでいくことは、清美堂真珠の使命なのです」

お問い合わせ/清美堂真珠
電話 03(3408)5799
URL:https://seibidopearl.co.jp/
撮影/栗本 光(静物) 下村一喜〈AGENCE HIRATA〉(人物) スタイリング/阿部美恵(静物) おおさわ千春(人物) ヘア/hiro TSUKUI〈Perle〉 メイク/SADA ITO ネイル/石間千織〈uka〉 モデル/大塚まゆか 取材・文/清水井朋子