
1843年、フランス・ランスに創業したシャンパーニュメゾン「クリュッグ」。長年、音と味覚との関連性を研究し、その2つは共鳴すると考えたメゾンは、アーティストをワイン造りの現場に招聘、その体験から生まれた楽曲を発表しています。
「Every Note Counts(すべての音に意味がある)」と題したプロジェクトに今回参画したのは、音楽界の革新者とも呼ばれるマックス・リヒター氏。
「特別なお祝いのとき、私のそばにはいつもクリュッグがありました。3人の子どもは、クリュッグでお祝いされて生まれてきた“クリュッグ・ベイビー”なんです。今回、シャンパーニュと音楽、2つの異なる言葉が出合う場所を作る機会をいただき、嬉しく思います」。
リヒター氏が制作したのは、2008年のキュヴェ3種の個性を映し出した3つの楽曲。「私自身のクリュッグの経験をどう反映させるか、色、光、香りなどの五感を、どう音楽に取り入れるかを考えました」。
ソロ、室内楽から、交響曲へと広がるクリュッグと音楽の世界。「同じ音楽を聴いても、その人の経歴や個性により音楽への反応は変わります。きっと驚くような体験ができると思いますよ」と語ります。


マックス・リヒター Max Richter
作曲家、ピアニスト。1966年生まれ。英国王立音楽院でピアノと作曲を学ぶ。クラシック音楽とエレクトロニカを融合したポスト・クラシカルの作曲家として人気を集める。代表曲に、睡眠をテーマにした8時間の大作『Sleep』、ヴィヴァルディの『四季』を再構築した『Recomposed By Max Richter : Vivaldi, The Four Seasons』など。
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