
希少なピーコックグリーンの真珠に悼む気持ちを込めて
神秘的な色はまさしく孔雀の羽。○ネックレスは下写真の1を着用

「curioswitch」CEO
「NPO法人七五」理事長
近衞忠大(このえただひろ)さん
日本では戦後にライフスタイルの大きな変化があり、冠婚葬祭や公の場での振る舞いにおける伝統が薄れてきています。核家族化が進んだことで、初めて正装をしなければいけないときに、祖父母に装いのルールや心持ちを尋ねたり、服やアクセサリーを借りたりといったことが少なくなったのも大きいのではないでしょうか。我が家では、宮家を実家に持つ母が公の場に出る際には、祖父母に「こういうときは何色?」「あれをお借りしていいかしら?」などと相談するのが常で、ときに大がかりな借り物競争が行われていました。
昨年、祖母の崇仁(たかひと)親王妃百合子殿下が薨去(こうきょ)され、儀式が続いた折も、そうしたやり取りがありました。もっとも、我が家は質素倹約を旨とする皇室と公家のハイブリッド、華美なものは最小限です。
私自身は堅苦しい服装が大の苦手で、小さい頃から革靴や襟付きのシャツに抵抗しては、母に叱られていました。そんな私が大切な場の装いに欠かさないのが、一番年齢が近い叔父で、かわいがってくださった高円宮さまからいただいた形見の腕時計です。初めて歌会始の儀で講師(こうじ)を務めた際や、昨年の祖母の斂葬(れんそう)の儀にも着けていきました。装いというのは究極気持ちの表現であり、故人への思いをどう表すかだと思います。

葬祭や「偲ぶ会」になじむタヒチパールは、ピーコックグリーン(1)、ダークグリーン(2、4、6)、グレー(3、5)などの単色のネックレス。形はラウンド(1、2、3、5)、セミバロック(4)、筋の入ったサークル(6)などがおすすめで、真珠のサイズは13ミリ未満が目安です。
天然の筋が味わい深い“サークルシェイプ”
タヒチパールらしい個性ある真珠を襟もとにのぞかせて。○ネックレスは上写真の6を着用

・黒蝶真珠の代表格「タヒチパール」について公式サイトで詳しく→
表情豊かなサークル真珠は端正なスーツと好相性
凜とした白いジャケットに、サークル真珠でニュアンスをプラス。○ネックレスは上写真の6を着用

シルクの軽やかさに合う柔らかなグレーのタヒチパール
上品なグレーのタヒチパールとビビッドカラーのトップスの組み合わせは、新鮮でスタイリッシュ。○ネックレスは上写真の3を着用

煌めくドレスと引き立て合うピーコックグリーンの輝き
深緑や赤など、さまざまな色を内包したピーコックグリーンのタヒチパールは、華やかな席にもぴったりです。○ネックレスは上写真の1を着用

視線を集めるドラマチックな色彩を胸もとに
色彩豊かな真珠の競演が豪華なネックレス。チョコレート色のジャケットは、真珠の色の1つに合わせてセレクト。
淡い色だけを集めたホワイトマルチカラーネックレス
優美で涼しげな一本は、夏のお出かけに最適。
人の一生が多くの色で彩られるように、タヒチパールは濃淡さまざまなカラーバリエーションを誇ります。それぞれの真珠がひと言では表現しきれないほど奥深い色味を持っているのも大きな魅力。その秘密は、世界屈指の美しいラグーンでタヒチパールを育む黒蝶貝が、三原色である赤、青、黄の色素を含んでいるためといわれています。
なかでも、落ち着いた色のタヒチパールを連ねた単色のネックレスは、ブラックフォーマルに最もふさわしいジュエリーの一つといえるでしょう。黒やグレーなどダークな色であっても、光の加減や装いによって表情を変えるため、日常使いやドレスアップする日にも活躍します。
タヒチパールの色の多彩さを生かしたマルチカラーネックレスも、おすすめのジュエリー。メリハリのある配色なら華やかに、同系色を揃えたものなら上品な印象になります。
●お問い合わせ
タヒチパール プロモーション
電話 03(3538)4700
URL:http://www.tahitipearl.jp/
撮影/長山一樹〈S-14〉(人物) 栗本 光(静物) スタイリング/青木貴子〈WHiTEBOX〉(人物) ヘア&メイク/野田智子 モデル/大塚まゆか 取材・文/清水千佳子