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劇団員で実は殺し屋!? 古田新太さんがYellow/新感線『月影花之丞大逆転』に出演

2021.02.02

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「ねずみの三銃士」は、生瀬勝久さん、池田成志さん、古田さんによる演劇ユニット。2021年に宮藤官九郎さんによる書き下ろし『獣道一直線!!!』を7都市で上演した。

――2020年はテレビドラマでの活躍も目立ちましたが、古田さんにとってはどんな年でしたか?

「やっぱり、6月~7月にやるはずだったケラリーノ(・サンドロヴィッチ)との新企画がぶっ飛んだのが残念でした。いろんな公演の中止の知らせもどんどん入ってくるし、すごくせせこましい気持ちになりましたね。ただ、おいらは幸いなことに、去年の上半期はずっと映画の撮影があって、その後は朝ドラ『エール』と、TBSの『半沢直樹』を撮ってた。どうなるかわからなかった、ねずみの三銃士『獣道一直線!!!』の全国ツアーもやり遂げられたのは、ラッキーでした」


――2021年の抱負は?

「とりあえず、今決まっている仕事が全部できたらいいなと思ってます。あとは、映画を映画館で観たり、音楽をホールやライブハウスで聴いたり、演劇やお笑いを劇場で観ることの楽しさを普通に味わえる世の中に早く戻ってほしい。今はYouTubeみたいに、お手軽につくったり、見たりできるものもあるけど、おいらは行き当たりばったりなものにはどうも興味が持てなくて。演劇にしても、音楽のライブにしても、それを構築するには練習が必要で、その練習が苦しかったり、楽しかったりすることも含めて面白さを感じるんですよね」

――やっぱり古田さんは演劇人なんだなと改めて感じました。50代後半をどう過ごしたいですか?

「緩やかに引退への道を歩んでいきたいですね、60歳定年を念頭に(笑)。役者に定年はないけど、体は動かなくなっていくから、だんだんスラップスティックなギャグはできなくなるでしょ? それで植木 等さんやいかりや長介さんもそうだったように、どんなに面白い人も最終的には性格俳優になっていくわけだけど、おいらは性格俳優にはなりたくない。今回の芝居も人間のカロリーで見せますので(笑)、よかったら観に来てください。顔芸じゃなくて、全身でカロリーを使う芝居をね(笑)」

古田新太/Arata Furuta

俳優
1965年、兵庫県出身。大阪芸術大学芸術学部舞台芸術学科に入学した1984年に、劇団☆新感線公演『宇宙防衛軍ヒデマロ』に出演。以来、同劇団の公演に次々と出演し、いつの間にか看板俳優となる。舞台のほか、テレビ、ラジオ、雑誌の連載など、幅広く活躍。レギュラー出演するNHK BS時代劇『小吉の女房2』が2021年4月から放送予定。また、出演映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』が2021年5月に公開予定。


2021年劇団☆新感線41周年春興行 Yellow/新感線『月影花之丞大逆転』


2021年2月26日~4月4日/東京建物Brillia HALL S席/1万4000円 SD席/1万4000円 AD席/1万1000円 ヤングチケット/2200円 ※1月30日よりチケット発売 お問い合わせ/サンライズプロモーション東京 電話0570-00-3337
4月14日~5月10日/オリックス劇場 ※3月7日よりチケット発売
作/中島かずき 演出/いのうえひでのり
出演/古田新太、阿部サダヲ、木野 花、浜中文一、西野七瀬、
河野まさと、村木よし子、山本カナコ、中谷さとみ、保坂エマ、村木 仁
http://www.vi-shinkansen.co.jp/yellow/
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