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苦手なタイプの人とのつきあいがストレス。生きにくさを解消する「切り替え」を学ぶ

2021.02.12

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【コラム】川野医師の診察室から


ケース(1)
女性の上司が苦手で、何度も転職を繰り返す。半年の瞑想で変化が
→心を見る努力を通して母に抱いていた思いに気づけたからですね


「女性の上司が高圧的だ」と大きなストレスに感じ、うつ状態を自覚したA子さん(47歳)。薬を処方し、様子を見ていたある日、上司のかたから私に連絡がありました。


A子さんの了承を得てお会いすると「私は彼女の仕事ぶりを評価しているのに、私にだけ反抗的な態度をとるのです。どう接したらいいのでしょう」と悩んでおられる様子。「あなたに問題があると決めつけず、とにかく今までどおりの態度で接してください」とお話ししました。

上司の思いを伝えると、A子さんの気持ちも少しほぐれてきました。そこで瞑想をおすすめし、更に話を聞いてみると、過去に女性上司と折り合いが悪くて3回転職をしたことや、母親から出来のいい姉と比べられて「あんたはダメだ」といわれ続けたことを話してくれました。

これらの経験がご自身の中で結びつき、年上の女性に対する苦手意識があることに気づいたのです。

年齢を重ねた母親を介護するうちに凝り固まっていた反抗心も少しずつ氷解していきました。母親を、過去の出来事と切り離して受け入れることができるようになり、上司とも普通に接しながら仕事を続けておられます。

ケース(2)
周りの期待に応えようと、頑張り続けてうつ状態に。長期休養で力みが取れた
→「私がやらなければ」との長年の思い込みから解き放たれたのです


B子さん(50歳)の表情は、活力を失っていた4か月前とは別人のようににこやかでした。「勉強も運動もできる子」と一目置かれて育ち、職場でも「私ならできる。私がやらなければ」と頑張りすぎてうつ状態になることを繰り返してきたのです。

回復のカギは徹底的に休養をとることでした。休職して2か月後、意欲を取り戻しつつあることを確認し、一日10分呼吸に意識を置くことを提案しました。

それが習慣になった頃、周囲の期待に応えるためだけに頑張ってきたことに気がつき「これからは自分の幸せのために仕事をしたい」とおっしゃったのです。

4か月後、仕事に復帰すると、「前よりも頻繁に話しかけられるようになった」とのこと。B子さんの雰囲気が穏やかになったことを、周囲の人が感じ取ったのです。

*実際の症例をもとに内容を変更して掲載しています。
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