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苦手なタイプの人とのつきあいがストレス。生きにくさを解消する「切り替え」を学ぶ

2021.02.12

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切り替えの訓練で“ネガティブ眼鏡”は外せる


でも、安心してください。育ち方や親との関係などにより長いスパンで身についた“ネガティブ眼鏡”も、時間をかければ今からでも外すことができます。

その一つの手段がマインドフルネス(今ここにある体験や感覚に注意を向け、あるがまま受容する心の状態)なのです。

六根をフル稼働させて働かなければならない多忙な毎日にこそ、「一つのことに注意を置き、それを手放し、次の対象に切り替える時間」を意識して持ちましょう。


この習慣により、自分の心の状態に気づく力(アウェアネス)が高まり、「ここまでは事実、ここから先は感情」と切り離して考えられるようになるのです。

変化に最初に気がつくのは、あなた自身より周りの人


“切り替え”を学ぶことは、失敗や人にいわれた否定的な言葉を引きずりがちな日常生活においても役に立ちます。

ネガティブな気持ちをリセットできないと次の仕事に影響したり、周りに対して不機嫌な態度をとってしまい、連鎖的に悪感情が返ってきて更につらい思いをすることにもなります。

またテニスなど集中力を要するスポーツの試合で、一度のミスを引き金に調子を崩し、結局負けてしまうこともよくあります。だからこそ多くのトップアスリートがマインドフルネスを習慣にしているのです。

私自身にも同様の経験があります。私が禅の修行に入ったのは精神科診療に6年従事した後のことでした。それまでは患者さんの症状に一喜一憂し、思うように効果の出なかったケースを引きずり、一方で最新の医学知識を身につけなければと不安と焦りの毎日でした。

修行を体験させていただき、以前より少し、目の前の患者さんだけに意識を向けて、知識と経験の中から治療法を検討できるようになったのでは、と感じています。昔からの患者さんに、修行から戻って雰囲気が変わったといわれることもあります。

あなたの変化に気づくのはご自身より周りの人のほうが先なのです。最近、「家族がなんとなくうれしそうだ」「近所の人に話しかけられることが増えた」などと感じたら、それはあなた自身が穏やかに変化した証拠です。




今月のキーワード「禅とマインドフルネス」

マインドフルネスは、仏教の開祖ブッダの瞑想実践に源流がある。その教えはインドから中国を経て、禅という形で日本に伝えられた。日本で鎌倉時代から形作られてきた禅と、欧米で近年普及するようになったマインドフルネス――。手法の違いはあれど、両者は「いまを生きる智恵」として同一である、と川野さんは考えている。
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