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「NMF」や「セラミド」って?たまに聞くけれど、実はよくわからない美容用語を解説

2021.03.20

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365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。記事一覧ゲストの一覧

【お悩み】NMFやセラミドって何?


よく聞くNMFやセラミドって?今さらですが、よくわかりません。

【回答】肌の潤いを守る成分です


回答者/近藤須雅子さん(美容ジャーナリスト)


日本女性は真面目で教育水準が高いため、化粧品も“気分”だけでなく、きちんとした科学的裏付けや効果をもとに選ぶ方が多いようです。

そのため、メーカー側の商品紹介も、皮膚科学に基づいた説明になるので、日常生活では使わない名詞や最新の皮膚科学理論が使われることに。結果、耳慣れない専門用語が多くなってしまうんですね。

NMFやセラミドは肌の潤いを守る成分

NMFやセラミドも日常用語からはかけ離れたワードですが、ご存じのとおり、肌の潤いを守る成分です。

肌のいちばん表面の角層は15~20%の水分量があるのが理想的ですが、その潤いを角層細胞の内部で守っているのがNMF。

ナチュラル モイスチュアライジング ファクター(Natural Moisturizing Factor)の頭文字で、日本語訳は天然保湿因子です。NMFの60%はアミノ酸。アミノ酸保湿成分配合、といううたい文句のコスメは、このNMFを助けるタイプといえます。

一方、セラミドは、角層細胞と角層細胞の隙間を埋めてしっかりくっつけ、同時に隙間の水分をキープしている細胞間脂質の主成分。NMFのアミノ酸にあたるものです。こちらは、角層細胞の間から水分が失われるのを防ぐ働きがあります。

角層細胞内ではNMF、細胞間ではセラミドが潤いを守っている

まとめると、角層細胞内ではアミノ酸が主成分のNMFが、細胞間ではセラミドが主成分の細胞間脂質が、表面全体は皮脂や汗が混じった皮脂膜が覆って、3段階で潤いを守っているのです。

近藤須雅子/Sugako Kondo

美容ジャーナリスト。京都生まれ。女性誌・美容誌をはじめ、多数の媒体で美容記事に携わり、35年以上にわたり最前線で活躍。趣味は着物、美術鑑賞など。
【連載】365日美と健康のお悩み相談室
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