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アイライナーなしで目力アップ。メイクのプロが実践「パウダーライン」という選択

2021.02.01

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365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。記事一覧ゲストの一覧

【お悩み】アイラインが決まりません


毎日マスクなのでアイメイクに力を入れています。アイライナーはリキッドやペンシルタイプを使っていますが、上手く仕上がりません。

【回答】簡単でナチュラルなパウダーラインをマスター


「年齢とともにアイラインがうまく引けなくなった、とのお悩みは多いです」と話すのは、美・ファイン研究所 ビューティディレクターの山口童子さん。


「45歳前後でアイラインが引きにくくなる方が増える印象です。加齢でまぶたが下がってきたり、目もとのハリが失われたり……まぶたがよれて、描きにくくなる傾向が。そして、50歳前後になると、老眼になる方が増え、『鏡越しの目もとにピントを合わせるのが難しくなった』という声も」(山口さん)

アイラインは描きにくくなる

「そこで、リキッドやペンシルの仕上がりに違和感を覚えたら、定番のアイライナー類でのメイクに加えて、パウダーラインをマスターしましょう」と山口さん。

用意するものは2つ。

「1つ目は先端がスクエア型になった平筆。幅は10mm前後で、人工毛タイプでOKです。2つ目はダークブラウンや黒、グレーなど、“締め色”になる濃い色のアイシャドウ。

使い方は簡単。ブラシの先端に色をとり、直角になるように目のキワに当てます。まつ毛の根元にブラシを差し込むようなイメージです。中央部分から、目尻へ、同様に目頭へとブラシを小刻みに動かします」(山口さん)

平筆と濃い色シャドウで、簡単“ぼかし”ライン

平筆は、すぱっとカットされた断面が肌に密着するため、狭い範囲に色を効かせるときに有効。また、パウダーシャドウを使うため、リキッドやペンシルのようなくっきり感はないものの、自然に目もとを強調できます。

「ガタガタになったアイラインの上に重ねれば、さりげなく修正できますし、平筆+締め色アイシャドウだけで目のキワを縁取っても、十分に“ライン感”が出ます」(山口さん)

大人の目もとは、「目+眉」と心得る

ここで山口さんから、もうひとつアドバイス。

「アイメイクの一環として、眉の印象にも気を配ってください。年齢とともに、顔も体もたるんで、斜め下方向へと流れていきます。

顔は、フェイスラインに向かってゆるみが強くなるため、顔の外側に位置する『眉尻』をきれいに仕上げましょう。

ぼてっと曖昧にせず、キレよくシャープに描くだけで、印象が変わります。なお、眉頭はふんわりさせたいのでパウダーをブラシでのせて、眉尻はペンシルで仕上げましょう」

山口童子/Toko Yamaguchi

「美・ファイン研究所」ビューティディレクター。美容研究家で日本のメイクアップアーティストの草分け的存在である小林照子さんに師事。メイクアップアーティストとして活動するかたわら、「印象分析」に基づくメイク指導にあたる。
美・ファイン研究所:http://www.be-fine.net/
イラスト/umao 取材・文/佐野有子
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