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飲み込み方を意識して練習を。専門医に聞く「飲み込む力」を保つ5つのトレーニング

2021.02.05

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withコロナ時代の健康術 第2回(03) withコロナの新しい生活様式で生きなければならないこの時代に、50代以降から衰えやすくなる器官や機能を取り上げ、健康を保つための方法を紹介します。今回は「飲み込む力」をテーマに浦長瀬昌宏先生にお話を伺いました。前回の記事はこちら>>

“飲み込み方”を意識して、練習してみよう


〔解説してくださるかた〕
神鋼記念病院 耳鼻咽喉科科長 嚥下トレーニング協会代表理事
浦長瀬昌宏(うらながせ・あつひろ)先生

●前回の記事

嚥下の仕組みを知ることが衰えを防ぐ第一歩>>

力を入れて喉仏を上げ、むせない飲み込み方を覚える


嚥下機能は「喉仏をしっかり上に動かせるようにする」ことで高められます。ですから、自ら力を入れて喉仏を上に動かせばよいのです。

しかし、人は普段は何も考えずに飲み込んでいるので、実際に喉仏を上げようとしても、方法がわからないことがほとんどです。

そこで段階を踏んで、少しずつできるようにしましょう。まず、首の前やあごの下を触りながら、何度も水を飲んでください。そうすると、どこが動き、どこに力が入っているかがわかってきます(下のイラスト)。



飲み込むときの体の動きを実感する


(1)顔を軽く上げて喉仏に触る


顔を軽く上げて喉仏に触る

目線を軽く上げるくらいに顔を上げ、人差し指で首の真ん中に触れて、上のほうの出っ張っている部分を探す。喉仏は甲状軟骨の上端にあたり、しっかり押すと骨の真ん中が割れてY字型になっているのがわかる。

(2)舌骨を触る


舌骨を触る

喉仏の少し上の硬く触れる部分が、舌の根もとを支えているU字型の舌骨。親指と人差し指で触ってみよう。

(3)「ごっくん筋」を触る


「ごっくん筋」を触る

下あごを触って、唾液を飲み込んでみると、飲み込む瞬間に硬くなるのが感じられる。これが飲み込むときに喉仏を上げる「ごっくん筋」(顎二腹筋)。顎二腹筋は奥にもあるが、体表から触れるのは前側の顎二腹筋。







以下の動作ができるかをチェック


上のイラストをもとに飲み込むときに動く部分を確認した後、以下の動作ができるかどうかをチェックしてみましょう。いずれも飲み込みに関係する動作です。

□ 1.30秒間に6回以上、唾液を飲み込む動作を繰り返す(唾液がなくなった場合も飲み込む動作を続ける)
□ 2.飲み込む動作のときに喉仏を触ると上下している
□ 3.飲み込んだ瞬間に喉仏を上げたまま止める
□ 4.舌を丸めたり、真ん中を凹ませたりする
□ 5.口を開けて、スプーンで軟口蓋(上あごの奥)を触ると咽頭反射が起こる(「オエッ」とえずく)
□ 6.歯を嚙み合わせたときに下あごがしっかり固定される
□ 7.首を前後左右に曲げる、左右に向く(首に柔軟性がある)
□ 8.喉仏のある軟骨(甲状軟骨)を指でつまんだときに左右によく動く(喉頭の筋肉がよく動く)
□ 9.声を長く出し続ける(女性は12秒、男性は15秒が目安)
□ 10.よい姿勢で立つ(猫背や腰のそりがない)



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