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生涯を“元気脳”で過ごすために大切な「コミュニケーション」専門家がアドバイス

2021.03.19

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365日美と健康のお悩み相談室 毎日更新の美容&健康のコラム連載。今知りたい気になる話題から、すぐに試せるテクニックなど、美容と健康のプロが皆さんのお悩みに答えます。記事一覧ゲストの一覧

【お悩み】認知症を予防する習慣はありますか?


近頃、家に引きこもりがちであまり外出しない高齢の親がいます。このままでは、認知症が心配です。

【回答】サークル活動やボランティアに参加してみましょう


長年、老年内科で多くの方を診てきた、いのくちファミリークリニック院長・遠藤英俊先生によると、“元気脳”を保つためには、やはり周囲とのコミュニケーションが欠かせないそう。


そこで今回は、遠藤先生の著書『最新 ボケない!“元気脳”のつくり方』からコミュニケーションの増やし方について紹介します。

知り合いを増やして一生現役!

愛知県には喫茶店が多くあり、コーヒー一杯分の値段でトーストなどがついてくるモーニングサービスが充実しています。私も喫茶店に行くと、多くの高齢者が朝食をとりながら、知人やお店の方と雑談を交わしている光景をよく見かけます。とてもよい習慣だと思います。

サロンのように毎日、行く場所があれば、独り暮らしの人も外に出て、閉じこもりを防ぐことができ、人と関わることができます。お店でなくとも、例えば近くの神社やお寺などで掃除を手伝ったり、町内会のゴミ出しのボランティアに参加したり、自分の役割を社会で持とう、と心がけるだけでも、社会との接触は増えていきます。自治体でも、社会とコミュニケーションを取る場所づくりへの取り組みは行われています。

大切なことはいくつになっても引退しない、という気持ちでいること。周囲のために動くことは、結果として認知症を遠ざけ、生涯を“元気脳”で過ごすことにつながります。

サークル活動やボランティアに参加する

例えば、こんなふうに自分の役割づくりをしてみてはいかがでしょうか。

● 町内会や近隣のサークル活動に参加する
● シルバー人材センターに登録し、仕事をする
● 仲間や近所の人たちとバザーを開催する
● ボランティア活動に参加
● デイサービスやデイケアを活用し、出かけてみる

年齢を重ねてもさまざまな社会参加が可能です。認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)になったとしても、積極的に社会参加を続けている限り進行を遅くすることは可能です。

ぜひ、交流の場を見つけて、元気脳を保ちましょう。

遠藤英俊/Hidetoshi Endo

1982年滋賀医科大学卒業、87年名古屋大学大学院医学研究科修了。国立長寿医療センターなどで内科医および老年科医として長年研鑽を積み、 2021年より、いのくちファミリークリニック院長。 日本認知症学会理事。認知症の専門医として、認知症の予防プログラムや介護プログラム、認知症サポート医への教育、啓蒙活動などに取り組む。








『最新 ボケない!“元気脳”のつくり方』(世界文化社)
遠藤英俊(著)

イラスト/umao 編集協力/山岸美夕紀
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